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2020.07.01

F.I.N.的新語辞典

第64回 フレキシタリアン

隔週でひとつ、F.I.N.編集部が未来の定番になると予想する言葉を取り上げて、その言葉に精通するプロの見解と合わせながら、新しい未来の考え方を紐解いていきます。今回は「フレキシタリアン」をご紹介します。

フレキシタリアン【ふれきしたりあん/flexitarian】

フレキシブル(=柔軟性)とベジタリアン(=菜食主義)を掛け合わせた造語。普段は植物性食品を中心とした食生活だが、外出時などには肉や魚も取り入れて柔軟にベジアリアンライフを楽しむスタイルのこと。日本では“ゆるベジ”ともいわれる。

 

「ベジタリアンやヴィーガンというスタイルが注目され、一般に浸透してきたのは東京オリンピックが直接のきっかけでここ1〜2年のことですが、ゆるやかにベジタリアンの食事を取り入れる方は5〜6年前から増えてきたように思います」。そう話してくれたのは、野菜料理研究家の庄司いずみさん。2007年に始めたブログをきっかけに雑誌や書籍、テレビなどで植物性100%の料理を提案し、料理教室「ベジタブル・クッキング・スタジオ」も主宰しています。健康にも美容にも環境にもいいベジタリアン料理を、週に一度は取り入れる“週一ベジ”を推奨する庄司さんは、2011年に『きれいなひとはみんなときどき、ベジタリアン。』という書籍を発行。その頃からモデルなど美意識の高い一部の層にはベジタリアン料理が浸透していましたが、それが一般層にも一気に広まり始めたと感じたのは書籍が出てから3年ほど経ってからだったそうです。「全ての食事をオールプラントベースにしなきゃいけないとなるとストレスになると思いますが、フレキシタリアンなら自分のペースで楽しみながらベジタリアン料理を生活に取り入れることができますよね」。

 

アメリカでは3人に1人がフレキシタリアンだといわれているそう。ヘルシーな食に対する関心が高まっている日本でも、今後フレキシタリアンは増えていくだろうと庄司さんは話します。「“今日は野菜の日”というときに、作る人もワクワク楽しく、食べる家族も喜ぶ。私のレシピがその役に立てばと願っています。みんなが喜ぶから、おいしいから、野菜の日を週にもう1〜2日増やそうかな、と思ってくれたら最高ですね」。

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