18歳の噺家・桂枝之進さんが考える新しい落語論
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2020.10.27
F.I.N.的新語辞典
隔週でひとつ、F.I.N.編集部が未来の定番になると予想する言葉を取り上げて、その言葉に精通するプロの見解と合わせながら、新しい未来の考え方を紐解いていきます。今回は「ライフスタイル認証」をご紹介します。
資料提供:東京大学 山口利恵研究室
ライフスタイル認証【らいふすたいるにんしょう/Lifestyle Authentication】
個人のスマートフォンなどで受け取れるセンサーから、“その人らしい”生活パターンやライフスタイルを検知し、その情報をもとに認証する技術。認証に限らず、決済やヘルスケア、保険審査の最適化などへの活用が期待されています。
今回は、この新しい個人認証技術の研究を主導している、東京大学大学院 情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター特任准教授の山口利恵さんにお話を伺いました。どのように十人十色の“ライフスタイル”を解析するのでしょうか。
「まず、スマホの位置情報やWi-Fi利用の情報、サービスの利用履歴等から環境データを取得します。これに、ユーザーの運動情報などの行動データを組み合わせることで、より精度の高い認証が可能になります。ユーザーの行動データを見ると、最初に職場と自宅の予測ができます。例えば、神奈川県在住の方が、毎朝8時に品川駅に着くように動いている場合、おそらく自宅は神奈川で、職場または学校が品川にあるとわかります。また、他の県にいたり、普段使わない新幹線や飛行機などで移動している場合には、認証が通らなくなるという仕組みです。行動パターンが一定でない場合は認証できますか、という質問をよくいただきますが、実は多くの方が一定の生活習慣に従って活動しています」。
さらに、このライフスタイル認証を活用すれば、ユーザーは何もせずに買い物ができるようになると山口さん。2019年には、三菱UFJニコスと三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)とともに、無人店舗での決済を想定した実証実験(写真参照)を行いました。スマホを携帯した利用者が冷蔵庫型の自販機の前に立つと、ドアが自動で開くようになっており、商品を取りドアを閉めると、事前に登録済みのクレジットカードにて決済が完了。このサービスは、近い将来の実用化を目指して研究開発が進められています。
「まずは決済システムを構築するのが目標ですが、今後、障がいのある方へのサポートなどのバリアフリーにも応用できると思います。ライフスタイル認証により、社会全体が効率化することはもちろんですが、ユーザー一人ひとりの暮らしが豊かになるといいなと思っています」。
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