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2019.02.05

F.I.N.的新語辞典

第31回| ビオホテル

毎週一つ、F.I.N.編集部が未来の定番になると予想する言葉を取り上げて、その言葉に精通するプロの見解と合わせながら、新しい未来の考え方を紐解いていきます。

今回ご紹介するのは、滞在者の健康や自然環境の配慮に関する厳しい基準の上に認証された宿泊施設、「ビオホテル」です。

ビオホテル【びおほてる/BIO HOTEL®︎】

口にするものはもちろん、直接肌に触れる石けんやシャンプー、タオルやベッドリネン類、施設の建材までにも可能な限りオーガニック素材のものを使用し、さらには取り巻く自然環境にも配慮をしているビオホテル。

今回は日本で初めてビオホテルジャパンの認証を受けた「八寿恵荘」を運営する株式会社相互 カミツレ研究所の代表取締役・北條裕子さんに、「八寿恵荘」では実際にどのような取り組みをされているのかお話を伺いました。

そもそも、ビオホテルと一般的なホテルでは何が違うのでしょうか。

「食事から建物までオーガニック、またはナチュラルなものの中で過ごしていただくということはもちろんですが、八寿恵荘では、宿泊先で自分に合ったリセット方法を見つけ、家に帰ってからも同じような生活を続けていただくことを理想としています。また、地域の農家の方々にお声がけをし、コミュニティを形成していくというのもビオホテルならではなのではないでしょうか。

具体的には、地域の農家の方へ*無農薬 での栽培をお願いし、八寿恵荘で仕入れさせてもらうといった取り組みを行っています。

いつの間にか“オーガニック”という言葉をよく耳にするようになりましたが、ブーム的なことではなく、これからのライフスタイルにとても必要なものであるということを肌で感じていただきたいですね。

今後はここで提供しているものと同じドレッシングや野菜、お米を家にもお届けできるサービスなど、家でも続けていただけるサービスの実現を考えています。」

自分で出来る範囲のことで良いので、オーガニックやナチュラルを取り入れた生活や自然環境のことを考えてもらう第一歩としてビオホテルはあるのかもしれません。

*栽培期間中

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