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2021.03.17
F.I.N.的新語辞典
隔週でひとつ、F.I.N.編集部が未来の定番になると予想する言葉を取り上げて、その言葉に精通するプロの見解と合わせながら、新しい未来の考え方を紐解いていきます。今回は「工芸ハッカソン」をご紹介します。
「工芸ハッカソン(2017)」 写真提供:エピファニーワークス
工芸ハッカソン【こうげい・はっかそん/KOGEI Hackathon】
ハッカソンとは、「新たに創造する」という意味を持つ「hack(ハック)」と「marathon(マラソン)」を組み合わせた造語で、主にIT業界で使われる。エンジニアなどの限られた業種だけでなく、異なる分野の人々と一緒にアイデアを出し合いながら、短期間で集中的に新しいソフトウェアやサービスを開発する手法のこと。「工芸ハッカソン」は、この概念からヒントを得て、伝統工芸に携わる職人や作家と、アーティストやエンジニア、研究者がチームになり、新しい作品を生み出すことを目的に発案された。2017年に「国際北陸工芸サミット」の一環として開催され、現在では全国各地でこのアイデアを採用する動きが出ている。
伝統産業が抱える問題や、工芸ハッカソンによる効果について、同プロジェクトの企画・運営を行なったエピファニーワークス代表の林口砂里さんにお話を伺いました。
「日本にはさまざまな伝統産業がありますが、その多くが苦境に立たされています。工芸品は、制作に手間がかかるため、商品の価格が必然的に高くなります。大量生産品には価格の面で勝ち目がないため、売り上げが下がり、生活が苦しくなる。このサイクルで後継者不足に陥ります。ただしこれは、現代の資本主義経済の中で起きていることに過ぎず、この経済システムの歴史自体もそれほど長いものではありません。価値観が変われば、工芸品はまた見直される。何百年も続いてきた伝統産業が、経済だけを理由に捨てられてしまうのは、もったいないことだと思いました。そこで、地元の富山県高岡市に伝わる伝統工芸と、アートや先端技術を組み合わせて何かできないかと考えたのが、工芸ハッカソンの始まりです」。
2017年の「工芸ハッカソン」では、10名の高岡市の職人とチームを組む、外部のアーティストやエンジニアを20名募集したところ、142名もの応募があったそう。わずか全4日間の日程で7つのプロジェクトが誕生しました。
「日本の最先端企業出身の方から応募をたくさんいただいて、驚きました。テクノロジーに携わる方々が手仕事に興味があるというのは一つの発見でしたね。また、みなさんモチベーションが高く、イベントが終わった後もチームでの活動を継続されています。工芸ハッカソンを企画したことで、さまざまな方面の人々に関心を持っていただきました。伝統産業は知ってもらうことが大事。この取り組みが全国に広がり、日本の手仕事を未来に継いでいくことに繋がればいいですね」。
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