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2020.11.05
F.I.N.的新語辞典
隔週でひとつ、F.I.N.編集部が未来の定番になると予想する言葉を取り上げて、その言葉に精通するプロの見解と合わせながら、新しい未来の考え方を紐解いていきます。今回は「遺贈寄付」をご紹介します。
写真提供:日本財団遺贈寄付サポートセンター ミャンマーの障害児特別支援学校の建設
遺贈寄付【いぞうきふ/Charitable Bequest】
遺言書により、相続人以外の第三者や団体に財産を残すこと。社会貢献を行う団体などに寄付することで、「思い」を未来に託すことができる。近年注目が高まっている新しい寄付の概念。
「遺贈寄付という考え方が広まった背景に、東日本大震災があります。震災以降、特にシニア層の中で社会貢献について考える方が多くなりました。もうひとつは、核家族化が進んだことです。遺産とは家族のなかで相続していくものだとひと昔前までは考えられていましたが、さまざまな事情から、会ったこともない親族に残すより社会貢献に使いたいという方が増えました。また近年では、配偶者がいない方やお子さんを持たない方も多く、そういった方にも選択肢として選ばれるようになってきました」そう教えてくれたのは、日本財団遺贈寄付サポートセンターのチームリーダー・木下園子さん。
日本財団では2016年に遺贈寄付サポートセンターを設立しました。遺言書執筆の指導をはじめ、社会貢献に関するアドバイスなど、日本財団に遺贈を希望する方へのサポートを無償で行っています。これまでの遺贈の活用事例として、ミャンマーの首都ヤンゴンでの特別支援学校の建設、子どもの貧困対策のための第3の居場所の提供、難病児を持つ家族の支援や養護施設出身者への返済不要の奨学金給付などがあります。
「日本財団では、遺贈寄付をいただいたら、金額に関わらずすべて個別に管理します。他の方からいただいた寄付と混ぜたりはしません。そこには一人ひとりの“思い”があると考えているからです。またいただいた寄付は100%全て、社会貢献に使わせていただいています。将来の社会貢献のために遺言書を書くというのは、とても夢のあることです。実際、遺言書を書かれた方からは、『安心した』『将来のために無駄遣いをしなくなった』『夢を持てることで元気になった』などの声も。亡くなった後のトラブルを防ぐためや終活の嗜みとしても、ぜひ遺言書を残すことをおすすめしています。財産のひとつの残し方として、『遺贈』という考え方がもっと世間に広がっていくといいですね」
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