青江覚峰さんと考える、お盆料理の新定番<全3回>
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2018.06.03
F.I.N.的新語辞典
毎週一つ、F.I.N.編集部が未来の定番になると予想する言葉を取り上げて、その言葉に精通するプロの見解と合わせながら、新しい未来の考え方を紐解いていきます。今回紹介する言葉は、文化の違いを知り、楽しめる「フュージョン料理」です。
田中さんが主催する料理教室で作られたフュージョン料理。
右から、手作りマヨネーズに揚げナスとりんごと玉ねぎのみじん切りを混ぜたソース、豚肉と梅肉、青じそを巻いたアーモンド揚げ、デザートのもずくと長芋のゼリー。
フュージョン料理【ふゅーじょん・りょうり/Fusion cuisine】
カルフォルニアロールなど、特定の国の料理として分類することが難しく、さまざまな国の食文化が組み合わされた料理のこと。
ここ数年では、ミシュランガイドで“イノベーティブ・フュージョン”という、フュージョン料理から進化したジャンルが生まれるなど、食に精通する人々が、融合することから生まれる料理に注目しています。料理の可能性を広げ、その素晴らしさを教えてくれるフュージョン料理について、大阪樟蔭女子大学教授兼料理研究家の田中愛子さんにお話を伺いました。
「新しい文化を吸収しながら、変化する面白さはフュージョン料理の魅力の一つですね。自由な発想とスタイルでさまざまな料理の要素を持ち合わせていますので、今まで知らなかった食文化を知り、一皿で多様な価値観を体験しながら楽しむことができるんです」。
異文化を融合して新しいものを生み出すフュージョン料理。2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控える日本では、フードダイバシティ(食の多様化)も進んでいます。今後、フュージョン料理は多様化する人々の食文化にどのように反映されていくのでしょうか。田中さんは次のように話します。「フュージョン料理はグローバル化する世界情勢と深いつながりがあると思います。異国の地を訪れ、自らの文化を振り返る機会を得つつ、その国の文化を吸収して新しい価値観が生まれる旅のように、フュージョン料理も、自国の食文化へのアイデンティティーと向き合う機会を与えてくれます。新鮮さが溢れ、刺激的なテイストを持つフュージョン料理は、世界の食のスタイルに変革をもたらす欠かせないアイテムではないでしょうか」。
伝統的な料理方に対峙して、融合することによって数えきれない種類が誕生するフュージョン料理は、味わう楽しみのほかに、新しいことを知る楽しさを魅力的に教えてくれます。
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