稲葉俊郎先生と考える、医療の未来
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2018.09.23
F.I.N.的新語辞典
毎週一つ、F.I.N.編集部が未来の定番になると予想する言葉を取り上げて、その言葉に精通するプロの見解と合わせながら、新しい未来の考え方を紐解いていきます。
今回紹介するのは、個人の医療、健康情報を一元管理する仕組み「パーソナルヘルスレコード(PHR)」です。
イラスト:ハヤシナオユキ
パーソナルヘルスレコード(PHR)【ぱーそなるへるすれこーど/Personal Health Record】
個人が、複数の医療機関に散らばっている自分自身の健康関連の情報をクラウド上で記録する仕組みのこと。身長や体重、血液型、持病、アレルギー情報といった基本情報のほか、医療機関での診療記録や投薬履歴、最近の血液検査の結果などを生涯にわたって記録し、必要な時に本人が確認、活用できることを目的とした情報管理の考え方を指しています。
このPHRの普及によって、一体どんなことが可能になるのでしょう?医療ICTのパイオニアとも言える、東京慈恵会医科大学病院の高尾洋之先生にお話を伺いました。
「これまでバラバラだった情報がひとつにまとまることで、セカンドオピニオンがスムーズにできるようになります。また、個人の医療情報をビッグデータとして集約できれば、医療研究の進歩にも役立てられると考えています」。
実際に、パーソナルヘルスレコードの実用化に向けて、アルム社と共同でスマートフォンアプリ「MySOS」の開発にも携わる高尾先生。さらなる普及に向けての課題について、こう続けます。
「医療情報や健康情報は、れっきとした個人情報。本人の意図しないところでの利用を避けるために、プライバシーに配慮し情報としてどう取り扱っていくのかを整理することが課題です。個人の医療情報は、あくまでも本人のものであることを明確にし、一人ひとりが情報の提供先をコントロールしていく必要があるでしょう」。
参考資料
『鉄腕アトムのような医師』高尾洋之(日経BP社)
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