2018.08.12

F.I.N.的新語辞典

第17回 ニトロブリューコーヒー

毎週一つ、F.I.N.編集部が未来の定番になると予想する言葉を取り上げて、その言葉に精通するプロの見解と合わせながら、新しい未来の考え方を紐解いていきます。
今回紹介するのは、アメリカ西海岸発祥のアイスコーヒーの一種「ニトロブリューコーヒー」です。

ニトロブリューコーヒー【にとろぶりゅーこーひー/Nitro Brew Coffee】

窒素をたっぷり含ませ、細かく泡立てたアイスコーヒーの一種。別名「ドラフトコーヒー」とも呼ばれるこのコーヒーは、黒ビールのような見た目が特徴で、欧米を中心に世界的に流行しています。

2016年4月、日本でいち早くニトロブリューコーヒーの販売を始めたのは、アメリカ・サンタクルーズ発のコーヒーロースター〈VERVE COFFEE ROASTERS〉。今回は、鎌倉 雪ノ下店の店舗マネージャー・吉澤裕介さんに、お話を伺いました。

「窒素ガスが入ることで、コーヒーはぐっとまろやかになります。また、〈VERVE COFFEE ROASTERS〉のニトロブリューは、フルーツっぽいさわやかな酸味が特徴。ライトな飲み口で、口当たりもなめらかなので、暑い夏はもちろんのこと、キレのあるアイスコーヒーではちょっと刺激が強く感じる秋口にも、おいしく飲んでいただけますよ」。

夏にも秋にも楽しめるこのニトロブリュー。アメリカの西海岸が発祥だそうですが、そもそもどんなきっかけで生まれたものなのでしょうか? 「もともとアメリカにはアイスコーヒーを飲む文化がありません。日本からの逆輸入のような形で、アイスコーヒーが”コールドブリュー”として流行り始めたのがここ10年ほど。そのブームの中で生まれたのがニトロブリューです。2015年頃から各コーヒーロースターが続々と販売を開始していきました」。さらに吉澤さんは、日本におけるこれからのコーヒーの潮流について、こう続けます。「年々夏も暑くなり、アイスコーヒーの需要は高まるばかり。そんな中、アメリカでは、一歩進んで、ミルクを混ぜたニトロブリューが流行るなど、今、新しい兆しが見えています。日本でも、徐々に浸透しつつあるこのニトロブリューを契機に、アイスコーヒーのバリエーションがどんどん増えていくのではないでしょうか」。

暑い夏についつい飲みたくなるアイスコーヒー。今年の夏は、ニトロブリューをビールのようにグイッと飲んでみてはいかがでしょうか?