2018.11.13

F.I.N.的新語辞典

第27回 ローリングストック

毎週一つ、F.I.N.編集部が未来の定番になると予想する言葉を取り上げて、その言葉に精通するプロの見解と合わせながら、新しい未来の考え方を紐解いていきます。

 

今回ご紹介するのは、災害時に備えた食料の備蓄方法のひとつ「ローリングストック」です。

提供:日本気象協会「トクする!防災」プロジェクト

ローリングストック【ろーりんぐすとっく/〈和〉rolling+stock】

食料の備蓄方法の一種。普段から少し多めに食材や加工品を買っておき、使った分だけ買い足すことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法のこと。今回は、災害時に役立つ情報を提供する「トクする!防災」(https://tokusuru-bosai.jp/index.html)のプロジェクトリーダーである、一般財団法人 日本気象協会の沼本秀紀さんにお話を伺いました。かつての備蓄方法との、大きな違いはどんなことなのでしょうか?

「従来の備蓄といえば、例えば乾パンや長期保存水というような、5年以上の長期保存ができるものを用意しておくというイメージかと思います。一方、ローリングストックは、各家庭で“普段から食べているもの”を少し多めに用意しておき、日常使いしながら買い足していくという考え方です。この方法だと、賞味期限が半年程度の食品でも、十分備蓄品になり得ます」。

いつ起こるかわからない災害のために、長期保存用品を買うのは面倒……。日用品購入とは別のコストもかかる……。そんな「備蓄」に対する抵抗感を少なくできる点が、ローリングストックのメリットだと沼本さんは話します。また食品だけでなく、乾電池やガスコンロ、トイレットペーパーも多めに保管しておくと、災害時ライフラインが止まった時に非常に役に立つと教えてくれました。自分の身は自分で守るという意識で、防災や備蓄に取り組むことが何より大切です。たくさんの情報を集めて、ローリングストックなど簡単にできることから実践してみてはいかがでしょうか。