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2020.06.19

谷中日記

第71回| 問題です、どうして夏至は・・・

今年の夏至は6月21日の日曜日。もちろん年間で一番昼間が長い日です。

札幌で生活していた時代は、夏至は悲しい日でした。
ようやくコートをクリーニングに出し、そろそろ衣替えかなと思っているのに、もう昼間が短くなり始めるんですから。

東京に移ってきた今も変わらず、夏至はこれからの猛暑を予感させる、これまた悲しい日のままです。

昼間が一番長い夏至が、一番暑い日ではないのは、なぜでしょう?

正解は、空気を暖めるのは地面だから。

地面が太陽からもらったエネルギーを蓄え、それを反射して大気を暖めます。
大気はすぐに暖かくならないので時間がかかりるので、一番暑くなるには約1ヶ月程を必要とする、らしいです。

では7月が一番暑いのか?という別の疑問が。
そうです、日本には梅雨があるので、さらにずれ込み一番暑くなるのは8月になるのでしょう。
もちろん梅雨のないヨーロッパは7月が一番の国が多いです。

今日は雨です。出勤時歩いていると、確かに地面が冷やされているなと感じました。

事務所の紫陽花も、頭を垂れるほどに大きくなりました。

 

明後日6月21日の夏至の日、大阪では植えた稲がタコの足のように根をはりますように、という願いを込めてタコを食べるとか。

小麦を収穫し終えて、この頃は田植えの時期。作業を手伝っていただいた方々に感謝を込めて、小麦をつかった食べ物を夏至にお渡しする地域もあるようです。
関東や奈良では小麦ともち米で作ったお餅を配り、香川ではもちろん うどんを。

おっと、忘れてはいけません。今年の6月21日は「父の日」でもあります。まさに感謝の日ですね。

 

(未来定番研究所 富田)

 

 

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