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2019.12.25

谷中日記

第22回| 日本伝統文化を担う若手職人の現場訪問

先日、谷中の事務所にお越しいただいた、畳職人の田中さんの作業場へ

今度は未来定番研究所チームがものづくりの現場訪問ということでお伺いしました。

京急平和島駅から徒歩5分120年続く畳店です

新築の和室に入るとよく「い草のいい香り」と言いますが

実は、自生している段階ではあの香りはしないそうです。収穫してその後、い草を泥染め(どろぞめ)した時の化学変化

であのなんともいえない懐かしい、癒される香りを放つそうです。

畳表(たたみおもて)のリラックスする香りと

稲藁を使った内部の畳床(たたみどこ)の吸湿効果は

まるで、天然素材でできた空気清浄機のように思えました。

 

国内の畳の6割は中国産のい草が使われておりますが、田中さんは

国産い草を使っており、日本で使う畳には国産のい草を使うことが理に適っていると言います。

昨今の畳づくりは機械縫いが多いが、田中さんは、手縫いにこだわる。

お客様に末永く、快適に畳と触れ合ってもらいたいそんな思いがこめられています。

未来でもそんな思いのつまった畳と共にある事を願う

素敵な志をもった、日本の職人さんがここにいました。

 

(未来定番研究所 窪)

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