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2021.04.05

谷中日記

第80回| 谷中コンポスト日記 ごめんなさい、みかん。

こんにちは。未来定番研究所の中島です。

台東区谷中にある未来定番研究所の事務所で取り組むコンポストについて記録する「谷中コンポスト日記」。

3/27(土)に開催した未来定番サロン「コンポストから学ぶ  くらしの循環」をきっかけに始めました。

 

そんなデビューしたばかりのわれわれのコンポストですが、早くも「始めてよかったなあ」としみじみじ思う機会がありました。

 

先週のことです。

イベント時に使用したみかんの余りをどうしようか、と保存していた袋をふと覗きました。

思わず、あ、と声を上げてしまいました。

そこに入っていた3つのみかんのうち、1つがモスグリーンのベールを纏っていたのです。

もう、どうにも口に運べそうにはありません。

やってしまいました。

 

いつもなら、このみかんは泣く泣くゴミ箱へ。

しかし、いまは違います。

コンポストのイベントの際、「腐ったものも投入できる」と教えていただいていたことを思い出し、われらがコンポストバッグのもとへ。

 

ごめんなさい、みかん。

「もう食べものは腐らせません…」と唱えながら、スコップでみかんを小さく分けて、分解されやすくなるように混ぜます。

みかんを小さくして混ぜました。

食べものをきちんと食べきれなかった罪悪感のすべては拭いきれないものの、このみかん入りコンポストを自分の手で育て、のちの植物や野菜の糧にできることを思うと、少し気持ちが軽くなりました。

 

日頃のうっかりを飲み込んでくれるコンポスト、本当に頼もしいです。

早くも愛着が湧いているのを実感する機会でした。

ありがとう、コンポスト。

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