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2020.05.25

谷中日記

第61回| 朝、谷中霊園を散歩する 前編

朝、事務所に入る前の早朝散歩。日暮里駅からほぼ直結の谷中霊園を歩いてみました。

正式には谷中霊園、旧称は谷中墓地。かつては徳川墓地の一部や感応寺(現 天王寺)の墓地、寛永寺墓地等を官有としてまとめたとか。正真正銘の都立霊園です。
こちらには第15代将軍徳川慶喜や横山大観などの多数の著名人の墓地があります。春には桜、秋には銀杏などでも人気のスポットです。

なので園内には、なんと駐在所まであります。夜遅くでもジョギングをしている人を見かけるのは、安心感もあるからでしょうか。

その昔この駐在所の横に天王寺が寄贈した五重塔がありましたが、1957年に焼失しました。ちなみに幸田露伴の小説『五重塔』のモデルです。

そもそもの地主であった天王寺、もちろん今でも谷中霊園に隣接しています。江戸期(感応寺時代)には富くじが行われ、「江戸の三富」として大いに客を呼んだそうです。

お寺には入り口に「お寺の掲示板」があります。その言葉が心に残った朝でした。

光さす幸せの時を願って。合掌。

次回は、さらに奥へ侵入編です

 

未来定番研究所 富田

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