2019.07.24

谷中日記

Vol.18 団子坂46

今日のお客様との待ち合わせは千駄木駅に午後4時30分。

 

時間があるので、千駄木あたりを散策してみようとちょっと早めに出掛けました。

ご存知の方も多いと思いますが、谷中、根津、千駄木この三つのエリアは頭文字を取り“谷根千”と呼ばれています。

東京の古き良き下町の面影を残しつつ、新しいお店なども増え、そんな街の表情を味わいに

多くの方々が散策を楽しんでいらっしゃいます。

1987年創刊の地域雑誌「谷中・根津・千駄木」
未来定番研究所ではバックナンバーを揃えています

もう一つ、偉大な文学者たちの足跡が残っているのも谷根千の魅力です。

日本の文豪たちのゆかりの場所や、名作にインスピレーションを与えた風景が点在しています。

 

千駄木駅にほど近い、江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」の舞台になった団子坂に到着し、

時計を見ると4時6分。

まだ待ち合わせの時間までは余裕があるので、団子坂を登ってみました。

坂の途中、文京区教育委委員会が立てた看板を眺めますと、

「団子坂の由来は、坂近く団子屋があったともいい、悪路のため転ぶと団子のようになるからとも言われている。また、この坂上には森鴎外、夏目漱石、高村光太郎が居住していた。」と書いてありました。

ゆっくりもしていられないので、急ぎ千駄木の駅に向かい、待ち合わせの方にそんな散策の話をしますと、その方も大変な文学好きで、是非「団子坂」を登ってみたいとおっしゃり、

再度登る羽目に。笑

本日のうちあわせは、急遽、団子坂下の喫茶「乱歩」にて、

江戸川乱歩時代風に言えば、「冷やしコーヒー」を飲みながらとなりました。

間もなく梅雨は開け、学生諸君は待望の夏休み到来です。

そう言えば、夏休みには課題図書というものを読んだな、と思い返し、

せっかくこんな文豪ゆかりの街にいるのだから、今年の夏は、鴎外、漱石の再読にチャレンジしよう!
などと思いつつ、無難なところで「D坂の殺人事件」から始めます。

(未来定番研究所 出井)