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2020.04.14
谷中日記
日暮里第一小学校の校門前には、高村光太郎の書「正直親切」の記念碑があります。
同小学校の卒業生である、彫刻家の高村光太郎は、詩や絵で有名ですが、立派な書も沢山残しています。
光太郎は、彼の作品を通して、人を愛し、自然を愛する人間としての生き方を教えてくれます。
彼の有名な詩に「道程」があります。
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため
今起こっている事は、未来の小学生から見れば、きっと教科書にのるような大きな出来事です。自分達がいかにこの出来事と向き合ったかという事が、一本の道としてきっと歴史に残るのでしょう。
今からその道をつくることができるのなら、人間味に溢れた道を残したいですね。
大きな事はできなくても、せめて「正直親切」に生きる事はできるはず。
次の時代をつくる子供たちが、何の不安もなく学校に通えて、自分たちの道を進めるように、私も一日一日「正直親切」に頑張ろう。
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