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2022.07.08

地元の見る目を変えた47人。

第4回| 各地から人が集まるワイナリーを目指して。〈domaine tetta〉代表取締役・高橋竜太さん。

Photo:ONESTORY

「うちの地元でこんなおもしろいことやり始めたんだ」「最近、地元で頑張っている人がいる」――。そう地元の人が誇らしく思うような、地元に根付きながら地元のために活動を行っている47都道府県のキーパーソンにお話を伺うこの連載。

 

第4回にご登場いただくのは、岡山県新見市哲多町にあるワイナリー〈domaine tetta〉の代表取締役・高橋竜太さん。自社栽培のぶどうを使ってワインを醸造するドメーヌにこだわり、建設業という異業種から参入。会社設立から約7年の歳月を経て完成させたワイナリー〈domaine tetta〉は、広大な敷地には、ぶどう畑と醸造場、レストランカフェが併設されています。高橋さんがワイナリーを立ち上げることになったきっかけ、今に至る道のりや思い、〈domaine tetta〉のこれからについてお話を伺います。

 

(文:高野瞳)

Profile

高橋竜太さん

〈domaine tetta〉代表取締役。岡山県新見市出身。大学卒業後、留学を経て家業の建設業を引き継ぐ。耕作放棄地になってしまったぶどう畑を再生するため、2009年tetta株式会社設立。自社でぶどうを栽培し、醸造から販売まで担うドメーヌとして、2016年に〈domaine tetta〉をオープン。現在も建設業を続けながら、ワイナリーの運営やプロモーションを担当している。

Photo:DAICHI ANO

耕作放棄地だったぶどう畑を再生する、

ワイナリー〈domaine tetta〉の誕生。

岡山県の北西部に位置する新見市。人口約3万人弱のこの都市にある哲多町でワイナリー〈domaine tetta〉は誕生しました。立ち上げたのは、大学卒業後アメリカ留学を経て、家業である建設会社で引き続いた高橋竜太さん。「もともと新規事業をやりたい気持ちがあったんです。地元にいながら、何かできないだろうかと考えているとき、耕作放棄地になってしまったぶどう畑と出会いました」

 

知人が経営していたというぶどう畑。「ここで作っていたぶどうが、すごくおいしかったんです。そこで働いているシニアの方々や若い世代の子たちがとても優秀で。彼らと組めば、おもしろいことができるかもしれないと思って」そう話す高橋さん。そして、「まったくの異業種だけど、農業にベンチャーしてみよう」そう決意し、耕作放棄地を再生させることを目的に、会社を設立。ワイナリーを作るというプランは、この時から頭にあったといいます。

 

「この時はまだ、ワイナリーを作る難しさを全然わかっていませんでした。まずは、畑を再生しなくては、という一心で……」

Photo:Yoko Inoue

〈domaine tetta〉代表取締役・高橋竜太さん

Photo:Eiji Honda

新見市ならではの石灰土壌が

おいしいぶどうを育てる。

新見市の地質は全国でも珍しい石灰岩質で、古くから地場産業として石灰業が盛んでした。この地質はぶどう作りに適していることもあり、ピオーネという黒ぶどうの日本有数の産地でもあります。ぶどうを栽培する文化やそれに携わる人たちもあり、気候や風土もぶどう畑にフィットしている地域。ぶどう畑を再生する目的の中で、「何かおもしろいことはないかと考えたとき、当時は日本のワイナリーがこんなにブームになってはいないときでしたが、漠然と『ぶどう=ワイン』が頭に浮かびました」と高橋さん。

Photo:domaine tetta

しかし、食用ピオーネの産地ではあるけれど、ワイン用のぶどうを栽培している農家は岡山県には当時いなかったそう。それまで、建設業一本だった高橋さん。ぶどうの栽培はもちろん、ワインや流通について、右も左もわからない状態でした。ワイナリーを作るのであればぶどうを他の産地から仕入れることもできましたが、あくまで「耕作放棄地を再生して、持続可能な農業をやろう」というのが、会社設立のコンセプト。ぶどう畑を再生して、農業としてのぶどう作りを持続的に継承していく中で、加工業としてワインを作るというプランを変えるわけにはいきませんでした。

 

「ワインにどっぷり浸かった生活なんてしていなかったし、農業だってそう。でも、みんなと同じことをやっても、やる意味がないと思って。そんな時、ワイン関係者の知人から『この土壌環境があれば日本一を目指せるかもしれない』と言ってもらい、挑戦を決意しました」

Photo:DAICHI ANO

この「場所」に価値を感じてほしい。

人が集まるワイナリーを目指して。

「ワイナリーありきであれば、恵まれた環境と歴史もある長野や北海道でやった方が断然成功率が上がると思う」と話す高橋さん。そうではなく、「あくまでこの場所を再生させて、価値をつけることが目的。そして自社栽培のぶどうで、価値あるものを作っていこう。だからこそ、ぶどうの栽培や醸造、瓶詰めまですべてを自分たちで行う生産者『ドメーヌ』という形にこだわりました」。

 

この土地だからこそできるワイナリーを作ること。それを第1ステップのゴールに据えた高橋さんは、まずは視察のために全国のワイナリーに足を運びます。

 

「山梨や長野は、ワインの産地として歴史があるので、ワイン醸造にフォーカスした文化。逆に、新潟や富山といった新しい産地では、人を寄せてワインの価値を発信していくことにフォーカスしているという違いを感じました。また、新しい地域でワイン文化を根付かせるための取り組みというのは、地域によって考え方も全然違う」と高橋さんは言います。

Photo:DAICHI ANO

「最初はお金もないし、とりあえず倉庫でワインを作ればいいかなと思っていたけれど、やっぱり自分たちの価値だと思っているこの土地を見て、足を運んでもらって、ワインを楽しんでもらいたい。ワイン文化がない岡山県でワイナリーをやるというのは、長い目で見ると価値があることだし、投資すべきところじゃないか。工場で単にワインを作るということだけじゃなくて、建物やデザイン性も含めていいものを作りたいと思ったんです」視察を経て、高橋さんの思いはより強く、そして頭の中の構想は着々と具体化されていきます。

Photo:domaine tetta

「前にしか道はなかった」

紆余曲折を経て、目指したゴール。

ワイナリーが完成したのが、2016年。2009年に事業をスタートして、ワイナリー立ち上げの準備を始めたのが2013年頃。もちろん道のりは平坦ではありませんでした。

 

「最初はぶどう畑の開墾と再生を重きに置いてやっていたのですが、すべてが初めてのこと。大きな資金がかかるので、資金調達も含めて1歩進めば2歩下がっての繰り返しでした」それでも立ち止まらず、ゴールを目指してハードルをひとつ一つ超えてきた高橋さん。

 

その原動力について尋ねると、「2009年に、再生を目的にぶどうの木を植えたので、そこで諦めてしまうと、また耕作放棄地に戻ってしまう。それは自分としても納得できないし、時間も無駄になってしまうから、途中でやめるという選択肢はありませんでした。すでにいろいろなことが動いていたし、仲間も集まっていたし、働くスタッフもいた。だからワイナリーを完成させて売り上げをあげていって、事業として成長していかないといけないこともあったけど、単純に前にしか道がなかったというだけ。横にも後ろにも道がなかったんです」当時の思いをそう振り返ります。

Photo:domaine tetta

特にオープンまでの1年は、「いろいろなことがありすぎて記憶がない」というほど、ドラマティックだったといいます。「日々のぶどう作りでも、天候や収穫が順調にいくのか、ワインを作るに値するクオリティのぶどうに育つのか、9月に仕込みが始まるのでそれまでにワイナリーの完成が間に合うのか、酒類製造免許も本当におりるのかなど、ひとつ一つクリアしていくことで精一杯。それに加えて、オープニングレセプションの準備など、これまででいちばん働いた1年でした」

Photo:domaine tetta

人との繋がりが生んだワイナリー

多様性に富んだ人との出会い。

〈domaine tetta〉には、設立当初から今に至るまで、大勢の人が関わってきました。建築デザインを手がけたインテリアデザイナー・ワンダーウォール代表の片山正通さん、ラベルを含むtettaすべてのグラフィック関係をお願いしたグラフィックデザイナー・平林奈緒美さんをはじめ、40人近くいる出資者、ぶどう畑再生のために行った苗木のオーナー制で集まった400人ものメンバー。さらに、日々真摯に畑とワインに向き合うスタッフ全員やぶどう畑の醸造を学びたいと遠方から集まる人、年々増えていく全国の取引先。

Photo:Yoko Inoue

ワイナリー入り口にあるパンダの置き物をモチーフにしたラベルデザインの「Chardonnay Perlant」。パンダの置き物は、耕作放棄地を再生している時に畑から見つかったもの。今ではブランドのシンボルマークになっている。

ここまで形にできたのも、多くの人とのご縁があったからこそ。「人の繋がりで完成したワイナリーといっても、過言ではありません。この仕事は基本、『人』です。畑仕事も醸造も機械化はできません。機械が頑張っているのを見守る仕事ではなく、木が成長していくのを人間が見守って手助けしていくのが仕事。ワインも勝手に発酵していくのを、手助けしてあげるのが人間なので、人間は機械化できない『財産』です」そう語る高橋さん。

 

また、「耕作放棄地を再生して、持続可能な農業をやろう」というのが、ひとつのコンセプトですが、会社のキーワードは、「多様性」。働いている人も多様性に富んでいるといいます。「スタッフは、23歳から80歳くらいまでいます。異業種からの参入や障がい者、新卒の子もいれば、お年寄りも。いろいろなバックボーンと目的を持ってきています。3年後には独立したいという子もいれば、農業の仕事のひとつとしてやりたいという人もいるし、地元のお年寄りはアルバイトとして支えてくれています。あと、ワインに対しても多様でありたいと常に思っています。『こうじゃなきゃダメ』という考えではなく、自分たちのやりたいこととできることを、うまくバランスをとってやるということを意識しています」

Photo:domaine tetta

1年1年を着実に積み上げた先に、

おもしろい展開が広がっていく。

オープンから6年。今では全国各地から〈domaine tetta〉を目指して、たくさんの人が集まる場所に。「この場所の風景や風、ぶどう畑で作業している人や音、ガラス越しに見える醸造の様子。そのリアル感、ライブ感に価値を感じて、訪れてくれる人が多いと思います」そう話す高橋さん。いまでは、日本を飛び出しNYでも展開されている〈domaine tetta〉のこれからについて尋ねると、

 

「冬からぶどうを育てて、秋には醸造してワインを作るというのが1年のサイクル。これからも変わらずワインを作り続ける。このサイクルを永続的にしてこそ、耕作放棄地の再生だと思っています。そして毎年ワインのクオリティを上げていくことが、これからも目標であり、目的です。ただそれを達成するための道のりは、毎年たくさんのハードルがあり、簡単ではなく大変です」と高橋さん。

Photo:domaine tetta

作り続けてワインのクオリティを上げることで、展開力が広がるということを経験してきた高橋さんは、シンプルだけど1年1年積み上げていくこと、持続性が大切だといいます。

Photo:domaine tetta

「収穫が終わったら、木を一回剪定してリセットするので、僕たちもそれがリセットになります。1年のサイクルを確実に達成していくということが、実はとてもハードで一番難しいことだと思っています。サボろうと思えば、いくらでもサボれてしまう仕事なんです、農業は。オーガニックでやっているので、植物の生命力を信じてほったらかしですって言ってしまえば、それもありだし。でも、日々の丁寧な作業の積み重ねが質に繋がることも今まで経験してきているので、サボることはできないですね。そのあたりのバランス感覚というのは大切にしています」

 

その結果、少しずつ海外にも展開できるようになっていくことに繋がるし、この土地の価値や働く人たちの価値も上がっていくだろうと高橋さんは考えます。「日本の地方の山奥で作られたワインが、NYのマンハッタンで売られているなんて、考えたらちょっとおもしろい。いつも軽トラに乗っている若人やおじいちゃんが作るぶどうをワインにしたら、マンハッタンのイタリアンレストランで飲まれているなんて、想像できないですよね。新しいことをやるって、単純にそういうことだと思います」

Photo:domaine tetta

ビジネスとして継続させることが

結果的に、地域貢献につながる。

「この事業について、よく地域再生のためにと言われるのですが、そこが目的ではないです。あくまでひとつのビジネスとして確立し、今の雇用と畑を守っていくことがミッションだと思っています。まだまだこれからの事業。地域再生なんて大それたことは言えません。でも、事業を継続して、その先に僕たちのワインが日本各地、海外で展開されて、それがSNSに上がって、新見市のことが世界の人に知られる、というのもひとつの地域への貢献だといえばそうかもしれませんね」

 

地域再生は、ビジネスを成功させた先にある副産物。「雇用を生んで、外貨を稼ぎ、法人税や消費税を払って、事業を継続していることが、結果的に地域への貢献だと思います。ビジネスの延長戦上にそれがあるということを意識はしていますが、だからこそ、まずは事業を成功させないといけない、と常に考えています」

 

耕作放棄地だったぶどう畑をもう一度復活させると言ったとき、冷ややかな目を向けられたこともあったという高橋さん。それでも10年かけてぶどう畑が100%復活を遂げた時、これまでの景色が変わって、県外からもたくさん人が集い賑わっている。「そういう風景を見て地元の人たちに『なんだか明るくなったね』とか『きれいになったね』と言ってもらえるのは、ひとつの励みになります。いまはまだ、地域のために何も貢献できていると思っていないけれど、彼らがそこに価値を見出してくれるなら、それも地域貢献だなと思います」

Photo:domaine tetta

■高橋さんが影響を受けた人

高橋さんにとっての「地元で影響を受けた人」を伺いました。名前が挙がったのは、岡山県で石油製品やガソリンスタンドの運営、プロパンガスの販売などを行う〈田中実業〉代表取締役の田中康信さんです。「私の幼馴染で、新見市を代表する経営者の1人です。本業のエネルギー事業だけではなく、弱った地域の産業や畜産が継続できるよう、積極的にM&Aを展開したり、ローカルメディアを立ち上げたりと多角的に事業を展開されています。また、地域の要職としても積極的に活動し、地域の発展という広域的な視野で活動されています。人格者で、経営者としても尊敬できる、良き仲間です」と高橋さん。本業の傍ら、地域の行政とも繋がり、積極的に地域を盛り上げる活動を行っているという田中さんにお話を伺います。

Profile

田中康信さん

〈田中実業〉代表取締役。岡山県新見市生まれ。高校までを新見市で過ごし、大学入学を機に上京。IT企業に就職後地元に戻り、家業を受け継ぐ。

地域の畜産や産業をサポート

経済が循環する仕組み作りを目指して。

幼馴染だという高橋さんと田中さん。保育園から中学校までをともに過ごし、会社同士も何十年という付き合いだといいます。〈domaine tetta〉を立ち上げた高橋さんを側で見守っていた田中さん。「もともと建設会社なので、農業に挑戦すると聞いた時は驚きました。ぶどう栽培だけでなく、ワイン作りまで。もともとそんなにお酒が強くないので、ワイン作りを始めると聞いて少し驚きました。でも、彼ならやり遂げるだろうと心配しませんでした」そう話してくれました。

 

一方、田中さんは、地元でも知名度が高い〈田中実業〉の4代目。県内に10拠点を構え、石油製品やLPガス、セメントのほか、最近では千屋牛の育成や住宅リフォームまで手掛けているといいます。そんな本業の傍ら、新見市の商工会議所の副会頭や観光協会の副会長として、地域活動にも積極的に参加しています。

 

地域に関わるようになったきっかけは、2代目の祖父の影響。「祖父は、新見市の市議会議員をしたり、地元の公民館に出資したり。本社の近くにバイパスができて近所の商店街が商売をしにくくなるといった時には、広い土地を確保して、テナントとして商売ができるようショッピングモールを作るなど、地域に貢献していました。そんな姿を幼少期から見ていたので、そうするものなんだと、自然と関わるようになりました」

田中さんが力を入れている活動のひとつが、岡山県のブランド牛「千屋牛」の育成。「千屋牛は、全国のブランド牛のルーツになったような牛。岡山県、鳥取県、兵庫県近辺の牛をかけ合わせて、それが全国に広まっていったといわれています。それなのに、知名度がなくて、生産頭数も減少し続けています。もっと盛り上げていこうと活動しているところです」生産者の高齢化もあり、減少する一方だと話す田中さん。

「もともと事業が、化石燃料をメインとしていますが、省エネや脱化石燃料といわれる業界の流れの中で、何かしら新しい事業に取り組まないといけないという状況があって。燃料は、新見市民に販売して得たお金を県外の企業に支払い、企業は産油国に払うといったように、少しずつお金が新見市から出ていってしまう商売です。でも、お金は循環しないと地域は衰退してしまう一方。だから、地元の特産品を守りつつ、新見市の外からお金を稼ぐことができたらいいなと」田中さんは、畜産や地域産業の存続をサポートする活動を始めた理由をそう話します。

 

また、「市民の方も知らない情報もあるので、もっと発信して地域の活性化につながれば」と、自社でフリーペーパー『にいみいろ』を発行したり、ローカルメディア『まいぷれ新見市」を運営したりと、地域の店舗や企業を元気にする取り組みも行っています。

発刊4年目の新見市のフリーペーパー『にいみいろ』。毎月1万部発行され、店舗に置いたり、市内の朝刊の折り込みに入れたりと、山間部にいるお年寄りにも届くように配布されている。

地域に密に関わっている田中さん。〈domaine tetta〉ができたことで町に変化があったか尋ねると、「市内外、遠方からお客様が訪れている様子を見て、魅力あるものを作ってきちんと発信すれば、新見市のような田舎でも人を呼び込んだりできるのだなと高橋さんの姿を見て、思いました。畜産のサポートに力を入れるようになったのも、彼の影響も少なからずあります」

 

どの地方都市も抱えている人口減少や地域産業の衰退といった課題。新見市も同様だといいます。「未来のイメージができないと、若い世代の人たちはどんどん離れていってしまうと思います。この町は将来こんな風に成長していくんだということを見せてあげないと。人口は減っても、全国的に新見市はこういうことが有名なんだというものがあれば、また違うと思うんです。だから、東京と同じものを目指してもだめ。新見市ならではのものに集中し特化していくことで、価値をあげていけたらと考えています」

 

高橋さんや同世代の友人たちと集まって、「新見市をもっとおもしろい町にしていきたい」とよく話しているという田中さん。「食やアート、文化にももっと力を入れていきたいと思っているんです。いま新見美術館のリニューアルを、私たちでできないかと話しているところです。新見美術館は、おもしろい展示もあって、集客もある。老朽化しているのでリニューアルしつつ移転する予定なので、これを機にもっと県外からも人を呼び込めるよう、建築にも力を入れて価値ある美術館にできたらと、構想を練っているところです」

 

【編集後記】

目の前の事業を継続させる思いが、人や風土を活かすアイデアとなり。結果、地域再生につながる。とても、現実的で、説得力のあるお話しでした。地域と人が財産となり、その活動が価値になる、このような好循環が生まれると、共感する仲間が広がり、持続的に活性化する地域になるのではないでしょうか。

(未来定番研究所 窪)

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