FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

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雑誌『北海道食べる通信』

『北海道食べる通信』(一般社団法人 日本食べる通信リーグ)

食べるディアゴスティーニと言われている『食べる通信』は、食の生産者を紹介する情報誌と彼らが収穫した食べ物がセットで届くんです。全国の食のキーパーソンが中心となって、地域の個性を生かした雑誌作りをしています。僕も『北海道食べる通信』の運営をしているのですが、利尻昆布の生産者を紹介するとともにだしの取り方を紹介するページを作りました。農業は天候に左右されるので、年によっては収穫できないこともあります。そのため、『食べる通信』でも台風や大雨の影響でお届けするのが遅れることがあるんです。WEB通販が一般化して商品の到着が1日でも遅れるとクレームにつながる時代ですが、『食べる通信』の読者は生産者の背景やストーリーを理解してくれているので、例え数ヶ月でも待ってくれるお客さんが多い。今、全国で数万人の会員がいますが、まだまだ日本も捨てたものじゃないなと感じています。

1971年大分県生まれ。大学卒業後、複数の会社勤務を経て、2013年に代官山ワークスを設立。2013年より小規模生産者の販売チャンネルとなる都市型マルシェ〈太陽のマルシェ〉を企画運営。現在では、様々な企業と「食×コミュニケーション」をテーマにしたイベントを実施している。また、2015年には北海道帯広から食を発信する会社、グリーストーリーブラスを設立し、取締役に就任。『北海道食べる通信』を創刊し、農山漁村と都市をつなぐ新しい仕組みで日本の食の常識を変えていく。
http://www.daikanyamaworks.com/