FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

FUTURE IS NOW

料理人との距離感

私は料理をしている様子が見えるレストランが好きですが、単純に料理人との距離が近いからいいというわけではありません。カウンター席とテーブル席があって、カウンター席では、目の前で調理している姿を見たり、時に料理人と会話をしながら食事を楽しむこともできて、テーブル席では料理を食べながら仕事の話などじっくりできるというお店だと嬉しいです。その時のシチュエーションや人数、目的に応じて、席を選べると、より食事の時間が充実すると思います。目黒にある〈BEARD〉や、学芸大学にある〈Cignale ENOTECA〉、明治神宮前の〈Restaurant eatrip〉、渋谷の〈Pignon〉など、私が「Nomadic Kitchen」というプロジェクトで一緒に活動している仲間の店は、食材や料理人と距離が近いと同時に状況に合わせて席を選べるところが多いので、よく利用しています。

1978年愛媛県生まれ。2014年3月、妻子と共に徳島県神山町に移住。社会とつながり“暮らすように働く”ことを企業の価値づくりに役立てるべく家族と友人を実験台に検証中。2016年4月より中山間地域の農業を次世代につなぐプロジェクト「Food Hub Project」を、神山町役場、神山 つなぐ公社、モノサスと共同で立ち上げ、支配人を務める。
http://foodhub.co.jp/