FUTURE IS NOW

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シェフとの距離が近い

普段はあまり意識していませんが、改めて考えるとカウンターがあってシェフとの距離が近い店が好きです。素材の扱い方や包丁さばきを見たり、会話を通してこだわりが伝わってくるのが楽しいんです。僕がそう思うようになったきっかけは代官山のフレンチレストラン〈ATA〉。シェフの掛川哲司さんは“手で食べられるフランス料理”をテーマに、魚介を使ったメニューを中心に提供しています。フランスや築地から食材を仕入れる目利き力、手際の良さ、そして仕事に集中しながらもお客さんと会話するタイミング、どれも素晴らしいんですよね。洗練された料理が大皿に盛り付けされていて、殻付きのエビや貝などを手で食べるんです。いつもだいたい前菜からメインまで4〜5品頼んで、お酒と一緒に料理を楽しんでいます。

1971年大分県生まれ。大学卒業後、複数の会社勤務を経て、2013年に代官山ワークスを設立。2013年より小規模生産者の販売チャンネルとなる都市型マルシェ〈太陽のマルシェ〉を企画運営。現在では、様々な企業と「食×コミュニケーション」をテーマにしたイベントを実施している。また、2015年には北海道帯広から食を発信する会社、グリーストーリーブラスを設立し、取締役に就任。『北海道食べる通信』を創刊し、農山漁村と都市をつなぐ新しい仕組みで日本の食の常識を変えていく。
http://www.daikanyamaworks.com/