FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

FUTURE IS NOW

軍地彩弓 
エディトリアル・ディレクター

大学在学中よりフリーペーパーや雑誌の製作に携わり、卒業後ファッションライター、ファッションディレクターとして女性雑誌の編集や立ち上げに尽力。2014年7月より『Numéro TOKYO』に参加。現在は、自身が代表を務める株式会社gumi-gumiで、コンサルティングやプランニング業、ビジュアル制作なども手掛けている。

https://www.gumi-gumi.tokyo/

共通質問1)あなただけが気づいている、5年後には定番になっている「もの」や「こと」は何ですか?

今一番願うのは、女性の社会進出が定番になることです。私が学生だった頃から、世間では「女性の活躍する社会が来る」と言われ、私たち女性がより働きやすい環境が未来にはできていると信じ、社会人になりました。それから数十年、まだその未来は実現できていないように感じます。海外では、国や地域の取り組みにより、安心、安全に子育てをしながら働く女性の話を多く聞きます。なのに、日本ではまだ形にできていないのはなぜだろうと疑問に思います。これから先、もっと男女がフラットな関係でいられるようになり、誰もが働きやすく、子育てもしやすい環境ができていってほしいですね。そのためには、ひとりの人間として自分の意見をしっかり言うなど、女性も自己表現をする力を付けて頑張らなくてはなりません。私自身も、女性として、また、人々にいろいろな情報を発信する編集者として、努力を続けていきたいと強く思います。

 

共通質問2)あなたが幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?

人から評価された時です。昔、雑誌のライターをしていた頃、私の記事を読んだ読者からアンケートの回答が送られてきました。誌面ではライター名を伏せた状態でしたが、自分が担当したページが「この記事が面白かった」「この企画がよかった」と高評価をもらえた時は本当に嬉しかったです。1日何十ページ分もの原稿を書かなければならず、徹夜も当たり前で本当に辛かった時代、読者の方々からの言葉には何度も救われました。前に一度、昔から私の記事を読んでくれている方に会う機会がありました。その方は、私が書いた文章の一字一句を覚えていて、どれだけ自分の人生に勇気を与えたかなど、たくさんの感謝の気持ちを伝えてくれました。その時に思ったことは、私はひとりきりではないということ。今振り返ると、自分だけのために働いていたら、きっと途中で挫折していたと思います。でも、そんな周りの方からの支えがあったおかげで、ここまで仕事を続けてこられました。独立してからも、InstagramなどのSNSからコメントやメッセージでいろいろな方から意見をいただきます。ものごとを発信することで、自分の思いが伝わる人がいて、その人の人生に少しでも良い影響を与えることができるんです。それが実感できた時、この仕事をやってきてよかったと心から思いますし、とても幸せを感じます。

未来問答 No.40

あなたの情報収集の方法を教えてください。

Facebook

未来問答 No.39

あなたが未来の可能性を感じる人を1人教えてください。

ホテルプロデューサーの龍崎翔子さん

未来問答 No.38

新しいアイデアを思いつくのは、どんな時ですか?

人と話す時

未来問答 No.37

挑戦してみたい習い事を教えてください。

真言宗