未来問答 No.40
あなたの情報収集の方法を教えてください。
1983年広島県生まれ。Short Movie、CM、MVを中心に演出を手がける。CM演出は、Softbank、資生堂、LOTTE、toto、ENEOS、LAWSONなど多数。2014年には、短編映画『ゼンマイシキ夫婦』が、FOX短編映画祭 最優秀賞受賞、小津安二郎短編映画祭 準グランプリ受賞。その他ACCシルバーなど多数受賞。また、初の長編映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』は、第39回ヨコハマ映画祭 森田芳光メモリアル新人監督賞、第21回タリン・ブラックナイト映画祭 最優秀アジア賞(NETPAC)受賞、第24回フランス・ヴズール映画祭 国際審査員グランプリ受賞。
共通質問1)あなただけが気づいている、5年後には定番になっている「もの」や「こと」は何ですか?
AIが暮らしのさまざまな場面に導入されてくるのではないでしょうか。例えば、医療の分野。現在すでに、Apple Watchなどのウェアラブル端末では、身体と連動して健康管理を行うことができますが、いずれは、どこの細胞が弱っているなど、詳細な状態まで教えてくれるものが登場してくるでしょう。また、心臓にもAIが導入されれば、いつか人生は、100年どころか、永遠となる時代もやってくるかもしれません。そこで注目すべきなのが、AIの覇権をどこの国が得るのかということ。インターネットは実質Googleを有するアメリカが支配していてると言っても過言ではないと思います。ですが今はアメリカ以外にも、インドや中国など、目覚しい成長を遂げる強国が控えていますよね。もちろん起きて欲しくないですが、AIの覇権を巡って世界で戦争が起きてしまう可能性も否定できないと思います。AIがそれほどまでに世の中に大きなインパクトを与える日が訪れるのも、そう遠くはないのではないでしょうか。
共通質問2)あなたが幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?
自分たちの作ったものが、世界に広がっていることを実感した時です。先日も、フランスのヴズールアジア国際映画祭に参加し、映画を通じて世界の人たちとコミュニケーションをとれたことが嬉しかったです。僕の手がけた映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』は、家族をテーマにした作品。海外の方からいろいろな感想をもらう中、家族間のドタバタや、ぶつかる壁に共感してもらえた部分も多かったんです。民族は違っても、家族のあり方は共通なのだということに驚きました。一方で異なったのは、“死”の捉え方。僕は、この映画を通して、人間は生まれた時から死を背負っていて、死ぬことも生活の一部なのだということを伝えようとしました。ですが、ヨーロッパの人々の多くは、キリスト教的な考え方から、死に対して強い恐怖の意識を持っていて、「日本人は死が怖くないのか」という疑問を投げかけられたことが印象的でした。そのような新鮮な意見に触れることも貴重な経験でしたね。また、好きな仲間たちと自分たちの仕事をねぎらい合う会も大切な時間。1年に1、2回、仕事のチームメンバー30人ほどで集まって、お酒を飲んだりバカ話をしたりする時間は、何よりも幸せです。
未来問答 No.40
あなたの情報収集の方法を教えてください。
未来問答 No.39
あなたが未来の可能性を感じる人を1人教えてください。
未来問答 No.38
新しいアイデアを思いつくのは、どんな時ですか?
未来問答 No.37
挑戦してみたい習い事を教えてください。