FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

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人から刺激をもらっている時

誰かと「あれをやりたいよね」「これをやってみたいよね」と夢を語り合っている時にパッと浮かんでくることが多いかもしれません。これだけ長い歴史が積み重ねられてきた今の時代、生まれてくるアイデアは多くの場合、0を1にすることではなく、既存の何かを変形した、1を10にすることから生まれてくると思うんです。その場合、ひとりの頭で考えるよりも、いろいろな人の頭で考えたことが混ざり合って、リフレッシュされることからのほうが良いものづくりができると思っています。だから、積極的に人と話して刺激をもらうようにしたり、考えを共有したりしていますね。また、浮かんだアイデアは、メモには残していません。CMプランナーの麻生哲郎さんに、「メモを取らなければ記憶に残らないようなアイデアは、良いアイデアじゃないよ」と言われたことがきっかけで、その通りだなと納得して取らないようになりました。そうして記憶に残ったアイデアだけを、近所のカフェなどで、ひとりでじっくり向き合うことで、形にしていくという方法が、僕の中ではしっくりきています。

1983年広島県生まれ。Short Movie、CM、MVを中心に演出を手がける。CM演出は、Softbank、資生堂、LOTTE、toto、ENEOS、LAWSONなど多数。2014年には、短編映画『ゼンマイシキ夫婦』が、FOX短編映画祭 最優秀賞受賞、小津安二郎短編映画祭 準グランプリ受賞。その他ACCシルバーなど多数受賞。また、初の長編映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』は、第39回ヨコハマ映画祭 森田芳光メモリアル新人監督賞、第21回タリン・ブラックナイト映画祭 最優秀アジア賞(NETPAC)受賞、第24回フランス・ヴズール映画祭 国際審査員グランプリ受賞。

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