FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

FUTURE IS NOW

自然と無心になれる時間

躍起になって「考えなきゃ」と焦っている時は、アメイジングなアイデアはあまり出てきません。お風呂に入っている時や、通勤のために駅まで自転車を漕いでいる時、散歩をしている時など、体は動いているけれど、日常生活の中に溶け込んでいて思考を必要としないような時間に思いつくことが多いです。さらに、事前に机の上であれこれ考えを巡らして、一度思考を揉んだ後だとなおさら出てきやすい。モヤモヤする時間を過ごしてから、日常生活のすき間の雑念が湧きやすいタイミングになると、知らず知らずのうちに設定してしまっていた枠が外れ、理屈っぽくなくなり、パッとアイデアが浮かんできますね。

曖昧さや不安定さに向き合う仕事を愛す。精神医学や心理学を少しでも身近に感じてもらうことを考えている。総合病院に勤務する傍ら、執筆も行い、連載はWeb『Yahoo!ライフマガジン』で「めし場の処方箋」、雑誌『BRUTUS』で「本の診察室」など。その他、様々な場所への寄稿などを行う。音楽活動は、コーラスグループ星野概念実験室、ユニットJOYZ、タマ伸也氏(ポカスカジャン)とのユニット「肯定s」の他、□□□(クチロロ)のサポートギターなども。初の著書、いとうせいこう氏との対談『ラブという薬』が発売中。

http://gainenhoshino.tumblr.com/