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英語

2年ほど前に映画を撮り始めてから海外に行く機会が増え、それと同時に英語が話せないことにコンプレックスを感じるようになりました。特に最近は、幸いなことに、映画監督として海外の映画祭などでスピーチをする機会をいただくことがあり、そのような場に行くと、英語はあらゆる国の人々とのコミュニケーション手段であり、世界共通言語なのだと改めて感じます。もちろん通訳の方を介せばコミュニケーションはできますが、会話のキャッチボールをするのにいちいち時間がかかってしまうので、10分も経たないうちに相手を飽きさせてしまうこともあるんです。学生時代、英語は一番の苦手科目でした。さらに、自分が大人になる頃には、自動翻訳機ができているはずなので、勉強する必要はないとさえ思っていましたね(笑)。実際、今年の2月から実用的な翻訳レコーダーも登場したので、その見通しは間違っていたわけではありませんが、いずれにせよそのレコーダーを介さなければいけないという点で、通訳を介することと同じような壁があります。人とコミュニケーションを取ることがもともと好きなので、英語を武器にして、もっとたくさんの人と話ができるようになりたいです。

1983年広島県生まれ。Short Movie、CM、MVを中心に演出を手がける。CM演出は、Softbank、資生堂、LOTTE、toto、ENEOS、LAWSONなど多数。2014年には、短編映画『ゼンマイシキ夫婦』が、FOX短編映画祭 最優秀賞受賞、小津安二郎短編映画祭 準グランプリ受賞。その他ACCシルバーなど多数受賞。また、初の長編映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』は、第39回ヨコハマ映画祭 森田芳光メモリアル新人監督賞、第21回タリン・ブラックナイト映画祭 最優秀アジア賞(NETPAC)受賞、第24回フランス・ヴズール映画祭 国際審査員グランプリ受賞。

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