FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

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伊勢春日 
VOILLD ディレクター、キュレーター

東京都生まれ。2014年に中目黒のアートギャラリー「VOILLD」設立。
展覧会の企画・ディレクションを中心に、アートイベントの企画・開催、作品やアーティストのコーディネート、アーティストマネージメントなど、アートに紐付く多岐にわたるプロジェクトを行う。近年ではラフォーレ原宿の広告制作や伊勢丹新宿とのコラボレーショングッズ、ポップアップギャラリーなども手掛ける。
www.voilld.com

共通質問1)あなただけが気づいている、5年後には定番になっている「もの」や「こと」は何ですか?

人々がSNSやインターネットに飽きてきて、実際に見たり聞いたりして楽しむというアナログな体験に重きを置くようになると思います。今は、デジタル化が進み、知りたいことがあれば、すぐにパソコンなどで調べることができます。しかし、情報が多くなる分、自分から知ろうとする行動が少なくなっていると思うんです。私自身、SNSを極力使わないようにしています。そうして、自分の中で情報の断捨離をしていくことで、実際に足を運んで知りたいものやことに触れるようになり、よりリアルにものの価値を感じられる機会が多くなってきました。もちろん、ギャラリーで人の作品を扱うキュレーターという立場としても、実際に本物を見て欲しいですし、需要も関係なく情報が溢れる今だからこそ、そういう行為を大切にする人が増えてほしいと期待を込めて思います。

 

共通質問2)あなたが幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?

自分が想定していなかった場所やタイミングで、新しいものやことに出会えた瞬間です。例えば、違う業界の人と話した時に意外な共通点があったり、異国の地で意外な食べ物に出会えたりなど、それが人の場合もあればものの場合もあります。例えば、最近、友達4人でジャズバーへ行った時に、今までギャング映画でしか見たことがなかった憧れのマティーニを「飲んだことがないから飲んでみよう」と、試しに注文してみました。いざ飲んでみると、一口ずつがショットを飲んでいるのかと思うくらいすごくきつくて(笑)。映画ではマフィアたちが水のようにぐびぐびと飲んでいるイメージだったのに、実際はそんな飲めたものではなくて、究極の大人の飲み物だと思いましたね。また、そのお店は上級者向けのバーで、おいしいウイスキーが置いてあり、氷が入っていないハイボールがあったり、専属のDJがいて空間にぴったりな選曲をしていたり、マティーニをはじめとしたいろいろな新しい経験ができて、とても楽しく、幸せに感じました。

未来問答 No.40

あなたの情報収集の方法を教えてください。

実物を見に行く

未来問答 No.39

あなたが未来の可能性を感じる人を1人教えてください。

同世代の人たち

未来問答 No.38

新しいアイデアを思いつくのは、どんな時ですか?

自分の中に情報が溢れた時

未来問答 No.37

挑戦してみたい習い事を教えてください。

ピアノ