FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

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長江青 
〈ミナ ペルホネン〉創立スタッフ

愛知県出身。武蔵野美術大学卒業。在学中にミナ ペルホネンの最初の刺繍柄hoshi*hanaに一目惚れして、アトリエに通うようになる。10年間のベルリン生活を経て、2017年、帰国。著書に、絵本『ぐるぐるちゃん』『ぐるぐるちゃんとふわふわちゃん』(福音館書店)がある。

http://www.mina-perhonen.jp/

共通質問1)あなただけが気づいている、5年後には定番になっている「もの」や「こと」は何ですか? 

 

男性が子育てする機会がもっと増えているのではないでしょうか。私が子育てを始めたベルリンでは、幼稚園の送り迎えや休日に子供の面倒を見ている父親がとても多かったんです。どうやら男性が子育てに参加している方がよりかっこいいという風潮があるようで、自分で時間を自由にコントロールできるステータスがあること、家族への愛を日常生活の中で示すことができるくらいの心の余裕があるという意味で、みんな参加していることをアピールしたいような雰囲気すら感じました。そうやって、日本でも子育てをすることがかっこいいものと思えればみんなが参加しやすくなるんじゃないでしょうか。子供と関わることは大変なこともありますが、面白いことでもありますので、男性にも日常的な関わりも増やすことによって、その時間を楽しんでいただきたいです。最近、私の周りでも、夫婦で協力し合って子育てをしている話をよく聞くので、そういう風潮がより広まっていき、これから先、父親に限らず男性全般が子育てに参加しやすい環境ができてくるといいなと期待を込めています。

 

 

共通質問2)あなたが幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?

 

人と触れ合って、「あぁ、嬉しい」とか「この人がこの世の中にいてくれてよかった」と思う時です。20歳の時に父を亡くしてからは、どこか、人と人との結びつきや出会いをドラマティックに受け取りがちなのですが、一期一会を感じたり、人との出会いや関係性に感謝したりする瞬間は、未来が楽しみになる気持ちや、前向きな気持ちが強くなります。落ち込んでいた時に、友達から「“希望”を持つことが大切だ」と言われました。ました。「“これから先、何かいいことがあるといいなぁ”と思うだけでいい。別に具体的じゃなくていいんだよ」と。その言葉を聞いた瞬間、それなら今からすぐにできると思って心が軽くなりました。起こるかもしれない地震や戦争のこと、健康のこと、子育てのこと、お金のこと……。不安になる日には、不安になる理由はたくさんあります。そんな時に、元気になる素は、私は空想をリアライズするというクリエイションの世界に行くことと、人と触れ合うことです。

未来問答 No.36

最近あった、心があたたまるお話をひとつ教えてください。

たぬきを助けた

未来問答 No.35

あなたのとっておきの温泉(銭湯)を教えてください。

島根の薬師湯

未来問答 No.34

冬になると食べたくなる「鍋」を教えてください。

日本の食材をたっぷり使った鍋

未来問答 No.33

この冬購入した、一番あたたかいファッションアイテムを教えてください。

ミナ ペルホネンのダウンベスト