塩の魅力に引き込まれてソルトコーディネーターになったので、わが家の台所に欠かせないのはやっぱり塩です。味の決め手として選ぶなら、トリュフやサクラ、笹などの香りがする塩や、炭の塩、スモーク塩などがおすすめ。香り付きの塩は、煮溶かすと色も香りも食感もなくなってしまうので、調理の最後にかけるのがポイントです。お豆腐にはサクラの塩、白身魚のお刺身には炭の塩、ちょっといいお肉にはスモーキーな塩など、食材に合わせて使い分けています。塩にはまると野菜を適当にちぎって塩をかけるだけでおいしいことに気付きます。サラダにオリーブオイルと塩をかけるのが好きな方や、料理に塩レモンを使う方には、ぜひ塩によって味が変化することも感じてもらいたいです。塩以外の調味料では、胡椒や山椒、柚子胡椒などをよく使っていて、最近では、粒タイプの和歌山県のぶどう山椒がおいしかったです。