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米澤ほうき工房の松本箒

「松本箒」米澤ほうき工房/米澤ほうき工房は、約150年の歴史を持つ松本帚を親子3代に渡って制作。ホウキモロコシの栽培から収穫、乾燥、製作と昔ながらのやり方で箒づくりに取り組んでいる。/サイズ:長さ約85cm×穂先幅約40cm/素材:ホウキモロコシ(イネ科)

長野県松本市の米澤さん一家が作られている箒(ほうき)。僕が自宅で掃除する時は、この箒を使っています。穂に密度があって、掃き残しがなく、ほこりを全部綺麗に取ってくれます。米澤さん一家は、箒の材料となるホウキモロコシの栽培から行なっているんです。見学に行かせていただいた際、何十年も前に作ったという箒を見せてもらいました。年月がたってもずっと穂が抜けずに力強さがあって素晴らしかった。長く使えば使うほど艶が出てきて、それも美しい。一生使いたい箒ですね。

1981年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後、FIELD FOUR DESIGN OFFICEを経て、2012年、株式会社小林幹也スタジオ設立。家具、プロダクトからインテリアデザインまで幅広く携わり、国内外の企業とプロジェクトを手がける。IF DESIGN AWARDにて金賞、RED DOT AWARD、グッドデザイン賞など、受賞歴多数。2011年にはショップ「TAIYOU no SHITA」をオープン。2016年に自社発の家具ブランド「TAIYOU&C.」をスタート。
http://www.mikiyakobayashi.com/