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安比塗(あっぴぬり)の飯椀

「飯椀」安比塗漆器工房/ご飯を盛ったさまも美しい飯椀。軽量なので子どもや高齢者でも安心して使用できる。 /サイズ:直径136mm×高さ66mm

クラフトバイヤーの日野明子さんに勧められて購入した漆塗りの飯椀です。一汁一菜の時流に共感して、毎日の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁、漬物くらい。品数が少ない中、朱色の飯椀はご飯の白さが映えるので、視覚的に美味しそうに見えて満足感があるんです。漆器でご飯を食べるというのはあまり馴染みがないかもしれませんが、軽くて割れる心配もなく、小鉢としても使えるので、すごく重宝しています。岩手県八幡平市で作られている安比塗は、リーズナブルな価格と、今の暮らしに合った新しいデザインも魅力です。取り扱いは人間の手肌と一緒。熱湯や、強力な洗剤で洗ったりしなければ問題ありません。試しに買ってみてとても良かったので、今度は家族の分も買い揃えようと思っています。

1973年長崎県出身。カタログ雑誌の編集部を経て、フリーライターとして独立。2015年に、モノ・モノの4代目代表に就任。リトルプレス『Crafter』の編集発行を手がける一方、モノ・モノの創設者である工業デザイナー・秋岡芳夫の思想と、1970年代から受け継いできたグループの理念を次世代につなげる活動を行う。

http://monomono.jp/