FUTURE IS NOW

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有次の料理道具

青山さんがご自宅で使っている「有次」の料理道具。使用するにつれての経年変化も美しい。

私は料理人なので、宴会の場のような「食べてなくなるけれど、思い出になるもの」が贈りものになることもありますが、形のあるものを贈る場合は、長く使えるかどうかを重視しています。よく選ぶのは、京都にお店を構える「有次」さんの料理道具ですね。自分のお店でもここの道具を主に使っています。すべて手作りで、傷んでも直してもらえるので、お手入れをすれば3世代くらい使えるんです。名前も入れてもらえるので、お鍋やお玉、豆腐すくいなどのセットを、卒業するスタッフや結婚祝い、誕生日などで贈るのが定番になっています。

京都府出身。大学卒業後、美容業界を経て2005年に京おばんざい屋「青家」をオープン。1日1組限定の料理屋を営む実家の母から受け継がれた京おばんざいと韓国家庭料理、美容と薬膳の知識を生かしたスイーツなどを提供している。2010年には京甘味処とお持たせの店「青家のとなり」をオープン。レシピ本の出版や企業の商品開発、講演会なども行っている。国立北京医薬大学日本校卒業。2010年、国際中医薬膳師資格取得。

http://aoya-nakameguro.com/