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司製樽のおひつ

水口さんが愛用している〈司製樽〉のおひつ。ご飯粒から作られた糊で木を張り合わせているので、毎日安心して使えるのだそう。

毎日がとっておきであってほしいので、ご飯をおいしく炊くことにこだわっています。しっかりと浸水させてから土鍋か鉄鍋で炊いて、蒸らした後に、おひつに入れて食べています。おひつには吸湿効果があるので、ご飯の水分量を調整してくれるんですよね。土鍋は岐阜県多治見の陶芸家、望月薫さんのものを使っています。ご飯用に作ったわけではないらしいのですが、とてもおいしく炊けるんです。鉄鍋は合羽橋にある〈釜浅商店〉の木の蓋が付いているもの。木の蓋が蒸気と圧力とをうまく調整してくれるので、シャキッとしたご飯が炊けるんです。おむすびにもおすすめですよ。そしておひつは徳島県の〈司製樽〉のもの。ご飯粒を使った糊で木を張り合わせる昔ながらの製法で作っているのが特徴です。おひつを使うとご飯が本当においしくなるので、一家に一台持つことをおすすめします。ただ、しっかり乾燥させないとカビが生えるので、毎日使う人は3つぐらい持っておくといいですね。

デザイン会社に勤務しながら、出張専門、オーダメーイドのおむすび屋〈山角や〉を運営。日本各地の食材をアレンジしながら、日本人のソウルフード“おむすび”の新しい魅力を提案している。ケータリングやワークショップの他、食まわりの企画、プロデュースなども行っている。
http://sankakuomusubi.jp/