もともとはブルゴーニュの郷土料理で、デンマークでは冬によく食べられています。作り方は、大きな鍋に、まず牛やラム、羊など好みの肉を入れ、スパイスで香り付けした後に、じゃがいもや玉ねぎなど数種類の野菜を入れたら、瓶１本分の赤ワインを注ぎ、３、４時間低温でじっくりと煮込みます。肉がトロトロに柔らかくなるまで煮込むので、かなり濃厚なスープのようになるんです。私の家では、ゆっくりできる週末に作ることが多く、日本の鍋を食べる時のスタイルと同じで、鍋ごと机に置いて好きな分だけ自分の器によそって食べます。家族全員、料理をすることが大好きで、ハッシュを作るとなると、自分たちで森から採ってきたキノコを使ったり、肉だったら何肉がベストかなど、素材選びからこだわったりなどします。家族総出で取り組むので、一種のセレモニーのようでとても楽しいんです。ちなみに日本の鍋料理では、しゃぶしゃぶが一番好きです。また日本へ行ったらぜひ食べたいですね。