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夫が作る魚だしの鍋

夫はとても魚料理が上手で、休日になると鍋をしようと鍋用の魚を仕入れに行きます。買ってきた魚を捌いて、身をお刺身用に取り分けたら、骨と血の部分をきれいに掃除して、だしを取り、野菜や豆腐を入れて鍋にします。豚肉を入れることもあります。鯛やヒラメ、ホウボウは臭みがなく、とても上品で深い味のだしが出ます。鍋を食べ終わったら、その後お刺身とご飯を食べるんです。録画しておいた番組を見ながらのんびり食べます。夫と出会うまでそのような本格的な鍋を食べたことがなく、簡単な鍋スープを使うことがもっぱらだったんですが、鮮度のいい魚を捌いて、骨で取るだしの鍋は別格だと知りました。

1971年新潟県生まれ。3歳の時に祖母から編み物を教わる。大学卒業後、古着屋の店員などを経て、ニットデザイナーを本職とし、編み物キットやプロダクトデザインを手掛ける。気仙沼ニッティングのデザイナーとしても活躍。著書に「うれしいセーター」(ほぼ日ブックス)など。

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