FUTURE IS NOW

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アスティエ・ド・ヴィラットのオブジェ

一見使い道が浮かばない食器。見方を変えてインテリアやオブジェとして扱うと、たちまち空間を素敵に見せてくれるアイテムになる。

今年の夏、パリへ行った時に購入しました。〈アスティエ〉では、食器を買われる方が多いのですが、私は本が開いた状態の形をしたオブジェを買いました。もともと閉じた状態のものは持っていて、合わせて買い揃えたかったのですが、すべて手作りのため、お値段が高くてなかなか手が出せずにいたんです。そうして先延ばしにしていたら、日本では在庫がなくなってしまい買いそびれてしまって……。パリにある3店舗をすべて回り、最後の店舗でやっと見つけることができました。パッと見用途がわからないので、周りからは「何に使うの?」と聞かれます(笑)。私は常にスタイリングにも使える個性が引き立っているものを探していて、これもそのひとつ。このオブジェは、上にお茶菓子や果物を置いたり、洋書を積んだ上に置いたりして使っています。一見、実用性には欠けるかもしれませんが、意外と使い道はたくさんあるんです。

ハイファッションブランドのデザイン課、PRを経験し、オートクチュールからプレタポルテまで、デザインの世界を学ぶ。その後、ベルギー、ブリュッセルにてヨーロッパの文化や色使い、パーティー文化を学び、パーティースタイリストとして活動を開始。代表を務めるパーティー・スタイリング・サービスの「Tokyo Flamingo」では、ファッション業界と海外で培った独自のセンス、色彩・バランス感覚を活かし、ワンランク上のリュクス感のある、フォトジェニックなパーティーやイベントを提案、スタイリングしている。
https://www.tokyoflamingo.com/