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アカオアルミの雪平鍋

青江さんが長年使っている〈アカオアルミ〉の雪平鍋。緑泉寺から程近い浅草・合羽橋で購入したのだそう。

料理の器にはほとんどこだわりませんが、調理器具は一度使うと長く使い続けるタイプです。〈アカオアルミ〉の雪平鍋は大小合わせて3つ持っていて、長いものは20年ぐらい使っています。最初は鍋底がぼこぼこしていますが、10年ほど使い込むと、表面がつるつるになって使いやすくなるんです。こうなると何を作っても焦げつかず、きれいにできます。わらび餅やごま豆腐、羊羹といった練りもの系はこれがないと作れません。合わせてヘラも使い込むと、雪平鍋の形に合ってきてより使いやすくなります。

1977年東京生まれ。企業研修などを行う株式会社なか道代表取締役。米国カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。ブラインドレストラン「暗闇ごはん」代表。ユニット「料理僧三人衆」の一人としてダライ・ラマ法王の講演会などで料理をふるまう。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ほとけごはん』(中公新書ラクレ)、『サチのお寺ごはん』(秋田書店・監修)など。
http://www.ryokusenji.net/kaku/