FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

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青野利光 
『Spectator』編集長

1967年茨城県生まれ。大学卒業後、2年間の商社勤務の後、92年インディマガジン『Bar-f-Out! (バァフアウト!)』を創刊。TCRC設立。99年『Spectator(スペクテイター)』創刊。2001年、有限会社エディトリアル・デパートメントを設立。11年、編集部を長野市へ移す。
http://www.spectatorweb.com

 

共通質問1) あなただけが気づいている、5年後には定番になっている「もの」や「こと」は何ですか?
暮らすように旅をすることが定番になると思います。今は、『るるぶ』などを見て観光名所を巡り、名物を食べることが旅のスタイルとして一般的だと思いますが、そういう観光旅行はあまり新鮮じゃなくなると思うんです。先日、長野県の駒ヶ根を家族で旅した時には、地元のスーパーで買い物をしたり、書店を覗いたり、地元の人が通う定食屋に行ったりと、禅語の「日々是好日」という気分でその土地に馴染むように滞在しました。観光名所巡りでは見えない、すっぴんの街を見るということが旅の醍醐味だなぁと改めて感じましたね。今はAirBnBのようにその土地で暮らすように滞在するサービスも生まれています。ひとつの体験をするために長期で滞在をしたり、暮らしている人の日常に潜り込んだりすることで、その土地の価値観に触れるという旅に世の中の流れもシフトしていくのではないでしょうか。

 

 

共通質問2) あなたが幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?
ひとりで渓流釣りに行くことが好きで、一歩間違えば迷子になってしまう、自分なりにハードルの高い川へ釣行に出かける時に幸せを感じます。五感を使って生き延びることが求められる環境では、自分が試されている感覚で楽しいんです。体が元気なうちに、いろいろな状況にチャレンジしてみたいですね。

未来問答 No.24

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