FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

FUTURE IS NOW

ポー麻梨絵 
te to ba <手と場>ディレクター

1987年東京都生まれ、埼玉県育ち。大学卒業後、昼間はコンサルティング会社でOLとして働きながら服飾の専門学校に3年間通う。卒業後、コレクションブランドのプレス担当を務めた後、2015年に長崎県五島市の地域おこし協力隊として、両親の故郷である福江島に移住。親族の所有している古民家を活用し〈te to ba〉プロジェクトを立ち上げ、1階には「食と健康」をテーマにしたカフェ、2階にはウェディング事業の事務所を2017年1月にオープン予定。

共通質問1)あなただけが気づいている、5年後には定番になっている「もの」や「こと」は何ですか?

 

 

東京と地方という二項対立の考え方がなくなると思います。今も雑誌などでは、移住がブームとして取り上げられることもありますよね。すでに遠隔でも容易にコミュニケーションが取れるようになっている中、さらにテクノロジーが進化している5年後には、住んでいる場所がどこであろうとできることに変わりがなくなると思いますし、東京でなければできない仕事も減っていくと思います。特にクリエイティブ関係の仕事をしている人たちにとって、見渡す限りビルばかりの東京では何のインスピレーションも湧かないと思うんです。太陽が昇り、沈む瞬間、その色味などを日常的に眺められる環境では、いろいろなことにゆっくりと思いを巡らすことができます。東京も見方を変えれば1種の地方なので、地方と都会という考え方そのものが変わって、世の中がもっとフラットになるのではないでしょうか。

 

 

 

 

共通質問2)あなたが幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?

 

 

パソコン上では表現できない色味を見た時です。福江島に移住して1番感動したのは、高崎海岸から見る朝日です。海面に映る朝日の色が、海の色と混ざり合う光景は、言葉では表現できないほどに美しいんです。また、海の色も毎日違います。空の色が反射しているのか、深さの違いなのか、その日の自然の状況によって変化する海の緑色を眺める時間は本当に楽しい。東京に住んでいた頃には、太陽がどの方向から昇ってどの方向に沈むのかを意識したことすらありませんでした。豊かな自然が作り出す言い表せない色味に出会えると、心から幸せだなぁと感じますね。

未来問答 No.32

きものを着たいと思うのはどんな時ですか?

できることなら毎日

未来問答 No.31

新しい年を迎え、新調したいものは何ですか?

メガネ

未来問答 No.30

元日の過ごし方を時間割で教えてください。

福江島らしいお正月を楽しむ

未来問答 No.29

お正月の食の楽しみを教えてください。

祖母が手作りする山下そば