FUTURE IS NOW

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寝る前に1本映画やドラマを見る

1日1本、必ず海外の映画やドラマを見ます。デザイナーという仕事柄、起きている時はアウトプットばかりなので、スイッチを切り替えてインプットする時間を作りたいと思って習慣付けています。日中は、「これをしなきゃ」というように、体を動かすためにも脳を使っているので、純粋にものを考えることはできないんですよね。でも、体を休めている時は、何も考えずに、情報をシャワーのように浴びて乾いた体に流し込むことができるんです。頭の中が作品の世界観で満たされて、ニュートラルな状態になれるので、ぐっすりと眠れます。エンディングまで見ずに寝てしまっても、その作品の中にいるかのような気分で眠る感じが心地いいんです。見る作品は、その日の気分で決めていて、最近は『ブレイキングバッド』を見ていました。シーズン5までの脚本が事前に完成した状態で始まっているので、ストーリーが予定調和ではなくて面白い。21世紀に入って1番いいドラマだと思います。

1970年大阪府生まれ。クリエイティブディレクター、デザイナー。京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科教授。美大で彫刻を学んだ後、インテリアショップ、デザイン会社勤務を経て、1998年にインテリアショップで出会った友人たちとgrafを立ち上げる。建築、インテリアなどに関わるデザインや、ブランディングディレクションなどを手がけ、近年では地域再生などの社会活動にもその能力を発揮している。
http://www.graf-d3.com/