FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

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人から見た時の自分をイメージする

まず服装を決める上で気をつけていることは、常に自分を客観視すること。毎朝、服を着たら、鏡の前に立ってiPhoneのカメラで自分を撮り、写真から改めて服装のバランスを見るようにしています。若い頃は好きなものを好きなだけ身にまとっていて、バランスなんて考えもしませんでした。それが年齢を重ねていくうちに、やっぱり人にもきれいに見られたいと思うようになり、自分の体に合うものを選ぶようになりました。あと、テーマを決めて自分のデザインと服装のテイストがつながるようにしています。例えば、自分の作品をプレゼンする時に、その作品が青色を基調としていたら、私自身も青色の服を着るんです。そうしてその服を上手に着こなしていたら、さらに作品の説得力が上がるような気がしていて。話したことがなくても、服装を見れば、その人の好みやセンスが伝わると思うので何を着るかはすごく重要だと思っています。

1982年東京都生まれ。2006年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。2008年株式会社ドラフト入社。主な仕事に、製茶問屋丸松製茶場「san grams」のブランディング、京都のがまぐち専門店「ぽっちり」や、「Aoyama Flower Market」のグラフィックデザイン、NHKハート展のアートディレクションなど。また、自社プロダクトメーカー「D-BROS」など、グラフィックデザインを基盤にしたプロダクトを制作。2013年JAGDA賞、2015年ADC賞、2016年JAGDA新人賞を受賞。

www.erikokawakami.com