年に２、３度、友人たちと浴衣を着て、飲みに出かけるのがとてもリラックスできる時間です。浴衣を着るようになったのは、私のお店「水金地火木土天冥海」で浴衣を扱うようになってから。30代、40代だからこそ着こなせる、渋みのあるテイストのものを、気軽に楽しんで着るようになりました。お気に入りのワンピースを着て飲みに行くのもいいですが、浴衣を着ると気分がまったく変わるんです。ちょっとしたコスプレのようなものかもしれませんね。お酒の味も違いますよ。浅草のどぜう屋のような下町のお店に出かけたりもしますし、特に、西麻布にある友達のお店「サロン・デ・サリュー」で、程よく冷えたヴァンナチュールをいただくことが夏の至福の時間です。