FUTURE IS NOW

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ヘニング・コッペルのオイルランプ

「Petronella Oil lamp for Louis Poulsen」Henning Koppel/ デンマークのプロダクトデザイナー、ヘニング・コッペルによるオイルランプ。/サイズ:高さ32cm/燃焼時間:80時間/販売元:ルカスカンジナビア(在庫状況は店舗にお問い合わせ下さい)。

北欧のビンテージオイルランプです。僕は、食卓や光が家族の求心力になると思っています。例えば、自然の炎の光を食卓に置くだけで、食卓が家族の集いの場やくつろぎの場になる気がしていて。本当は、暖炉があればいいのですが、都会の住宅事情では、そうはいかず……(泣)。このランプは量産品ですが、ハンディクラフト的なデザインの要素があるところが素敵で、ずっと憧れているものです。ガラスの白乳色がきれいで、明かりをつけていない時もオブジェになるのもいいですね。実物とはまだ巡り会えていませんが、ものとの出会いを待つことも楽しみのひとつだと考えています。

1973年長崎県出身。カタログ雑誌の編集部を経て、フリーライターとして独立。2015年に、モノ・モノの4代目代表に就任。リトルプレス『Crafter』の編集発行を手がける一方、モノ・モノの創設者である工業デザイナー・秋岡芳夫の思想と、1970年代から受け継いできたグループの理念を次世代につなげる活動を行う。

http://monomono.jp/