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ようびの家具

「イトシロウィンザーチェアー」ようび/ オリジナル技術を用いて、日本のヒノキで作ったウィンザーチェア。ヒノキは、木の中に空気が多く含まれているので、座面が柔らかくて、温かい。/サイズ:横幅50cm×奥行55cm×高さ82cm、座高42cm/重さ:4.8kg

岡山県の西粟倉村にある製作会社・ようびの家具です。ここは取り組みが素晴らしい。スギやヒノキは柔らかいので、床材などには使えても、継手の必要な家具には適さなかったんです。でもここは、柔らかい木でもできる木組みを開発。国内の林業が厳しい状況の中で、ちゃんとした技術でちゃんとしたデザインのものを作っているから、世の中にもちゃんとしたお値段で売れて、地域の産業にもなっていってるんです。西粟倉村の産業は、すごく伸びていますよ。ボイラーをたくのにも、重油ではなく地元の薪を使っていて。僕は普段、家具は、骨董市などで気に入ったものを買うのですが、新品だったらここの家具がいいですね。最初は椅子が欲しいかな。

(取材協力:ONIBUS COFFEE NAKAMEGURO)

千葉県生まれ。bluestudioを経て、2002年から食の作り手に会う旅を始める。沖縄の畑や六本木農園など、様々な業種を渡り歩いた後、株式会社tasobiを設立。作り手と料理人をつなぐ旅を続けると同時に、雑誌『イサリビ-未来も魚を食べるぞ新聞-』を創刊するなど、サスティナブルシーフードの普及にも取り組む。「創造力は遊びから生まれる」という信念を掲げ、クリエイティブで楽しい食の生業を目指して活動中。
http://monosugoi.shop/