FUTURE IS NOW

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お洒落をしたい時

同業の世界では、普段から着物を着ている方が多いのですが、私にとって着物はお洒落なシーンで着るイメージが強く、何かの立ち上げの時や冠婚葬祭など、きちんとしたい日に着ています。着る時は、できる限り着姿をきれいに見せることを意識していて、例えば手荷物は最小限に抑えます。着物を着て大きな鞄やたくさんの荷物を持っていたりすると、せっかくの着物が美しく見えないような気がするので、普段着や仕事着として着物を着ることはほとんどありません。洋服のように動けないからこそ見出せる美しさが着物にはあるので、あくまでもお洒落着として、その良さを尊重していきたいですね。

父が大工、母が和裁士という家庭に生まれ育ち、自然と日本文化に興味を持つ。長沼静着物学院にて、一般的な着付けを始め、花魁などの時代衣裳、白無垢などの婚礼衣裳まで、 様々な着付けを学んだ後、着物屋くるり入社。以降7年間、くるりのスタイリング・着付け全般を担当。独立後、フリーランスの着物スタイリスト、着付師として、広告、CM、雑誌などの媒体を中心に活動中。

http://eriko-otake.com