FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

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佐々木圭一 
ウゴカス代表

1972年神奈川県生まれ。上智大学理工学部機械工学科を卒業し、同大学院の理工学専攻にて修士課程を修了。その後、博報堂に入社しコピーライターに。2014年にクリエイティブブティック ウゴカスを設立。米国の広告賞One Show Designやカンヌ国際クリエイティブアワードなど、数多くの受賞歴を持つ。著書に『伝え方が9割』『伝え方が9割 2』など。
https://www.ugokasu.co.jp/about

 

共通質問1) あなただけが気づいている、5年後には定番になっている「もの」や「こと」は何ですか?

日本の教育に「伝え方の教科書」が導入されることが夢です。アメリカには伝え方の授業があるのに日本にはありません。せっかくいいものを持っていても、伝えられなかったら持っていないのと同じ。5年後にはすべての学生たちが伝え方を学べるようになっていたら、きっと日本の未来が変わるのではないかと思っています。伝え方を学ぶのにいいタイミングが3つあります。中学生、大学生、そして社会人。中学からは友達ががらりと変わるので、ちょっと大人にならないといけないという葛藤がある時期。大学生はもうすぐ社会人になるので人生に悩んだり、社会に出るための能力を身につけるタイミング。そして社会人。社会に出て悩まない人は多分いないと思うんです。頑張っているけれど、それがうまく伝わらなくて実現していないことってたくさんありますよね。そういう悩みを解決するためにも、伝え方の授業が導入されるといいなと思っています。

 

 

共通質問2) あなたが幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?
逆転した瞬間です。今までダメだと思っていたものが、ひっくり返った時。僕はコピーライターになり、まったく才能がないと悩んでいた時期があるんです。もともと理系だったので、理系の仕事をした方がよっぽど楽しい人生だったんじゃないかと……。その時に、世の中にあるいい言葉をノートに書くことにしました。3年ぐらい経ったあるときノートを見返していたら、突然、ノートの言葉が何か似ていると感じたんです。例えば、『燃えよドラゴン』のブルース・リーのセリフ「考えるな、感じろ」と、柔道家の田村亮子選手のコメント「最高で金、最低でも金」。両方とも反対の意味の言葉が並んでいます。これって、何か法則のようなものがあるんじゃないかなと思ったんです。言葉というセンスのかたまりみたいなものには、実は、自分が慣れ親しんでいた理系的な法則みたいなものがあるんじゃないかと。その時に伝え方には技術があると気づいて、その技術をもとにコピーを書いたら、いきなり賞を取ってしまいました。それから僕の人生は劇的に変わったんです。伝え方を身につければ、逆転することができるんです。

未来問答 No.24

家の中をスッキリきれいに保つために重宝しているもので、こだわりを感じるものを教えてください。

スッキリ保つ方法があれば、教えてください

未来問答 No.23

快眠のために重宝しているものや、心がけていることを教えてください。

西川のふとん、ストレッチ、スマホを側に置かない

未来問答 No.22

人生で一番泣いた作品は何ですか?

映画『シンデレラマン』

未来問答 No.21

つい時間を忘れて没頭してしまうことは何ですか?

子供と自然の中で遊ぶ