FUTURE IS NOW

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情報収集をしたことがない

情報収集という概念が全くありません。解決すべき課題は日々あるので、その課題に対して、常に考えています。解決すべき問題を見つけたら、まずは問題の全体の構図を作ります。例えば白紙のスクロールがあって、そこにどんな絵を描くかということを決めていくことです。構図が決まれば、そこにどんな色を置いたり、どのように筆を置くかが自ずと決まってきます。つまり、必要なデータや情報は明らかで、求めているものは自然とくっついてくることが多いですね。なので、収集するという概念はありません。

1959年生まれ。東京大学文学部哲学科卒、東京大学大学院・文化人類学博士課程修了。(財)アジアクラブ主任研究員、東北芸術工科大学教授などを経て現在、京都造形芸術大学教授。人類学的な視点から地球環境問題やIT 社会を論じつつ、「触れる地球」などIT技術を活用した地球環境問題への独自な取組みを進める。その活動母体としてNPO法人ELP(Earth Literacy Program)を設立運営、代表理事を務める。

http://www.elp.or.jp/