FUTURE IS NOW

時代の目利きたちの“今”から未来を探るメディア

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スピーカー、リール

ひとつは、音質のいいスピーカー。仕事から帰ってきて、いい音を聴けたら癒されるし気分がいいだろう、ということに今になって急に気付いたんです。単身赴任のこの2年間はそれを考える余裕がありませんでした。理想は、そんなにサイズが大きくないブックシェルフ型のスピーカー。同時にアンプとプレーヤーも合わせて揃えなくてはなりませんね。これといったものは決まっていませんが、その迷う期間=今が楽しいです。予算はそんなにかけられないので、ぎりぎり50〜60万円くらい。“始末屋”の妻にさりげなく提案してみたら、「いいんじゃない」と意外な答えが返ってきました。この機に乗じて一気に攻めていく心算です。ふたつ目は、趣味のフライフィッシングのリール。そろそろ時間を見つけて再開しようと思っているのです。この釣りは、最適な季節が短く、春と秋の一時期だけ。できれば次の春を目指して、新しい3番用リールを買い換えたいなと。ひとりで行くのもいいですが、いつか子どもと一緒に行って、清流に触れられるようになったら嬉しいですね。長女11歳はどうやら関心がなさそうなので、息子5歳に期待大です。

1957年滋賀県生まれ。76年、上智大学外国語学部フランス語学科に入学。 在学中より『本の雑誌』の配本部隊に参加、椎名誠が主催する「怪しい探検隊」にドレイ隊員として参加し、以降師事。 82年、マガジンハウスに入社。宣伝部を経て、『BRUTUS』、『Tarzan』、『olive』各誌を編集後、書籍部編集長に。本業の傍ら、執筆、映画プロデュース、短歌会の主宰など精力的に活動。退社後、フリー編集者兼主夫業を経て、2016年1月、『暮しの手帖』80号より編集長に就任。

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