この質問は、僕が人生で最も大切にしているテーマに直結します。人が好きなことに夢中になっている時を指す「フローやゾーンに入る」という表現がありますよね。これらに近い意味として、僕は「アーティスト状態」という言葉を使っています。違いは、楽しくて我を忘れている時だけでなく、好きではない、没頭できない作業に取り組んでいる間も、「意味を見出して集中力を保つ」という点です。例えば、僕が最大限にその状態になれるのは、大自然の中でフライフィッシングをやっている時。それはまさに至高の時間ですが、準備は面倒なものです。でもそれも、大好きなこの釣りを楽しむためには必須だと考えたら、苦じゃなくなるし、やる気も湧いてくる。ニュージーランドの森に移住したのも、起きている時間すべてを「アーティスト状態」で過ごしたいからなんですよ。