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未来問答 No.22人生で一番泣いた作品は何ですか?

2017—10—17

NHK朝の連続テレビ小説『てっぱん』

『連続テレビ小説 てっぱん 総集編』(NHKエンタープライズ ©2011 NHK)

2011年のNHKの朝ドラ『てっぱん』です。私たちはこのドラマの料理監修と制作を担当していました。滝本美織さんが主演の、広島県の尾道を舞台にしたホームドラマで、特に泣けたのは、亡くなったお母さんからの手紙のシーン。お母さんは主人公が一緒に暮らすおばあちゃんと仲違いをしたまま亡くなってしまったのですが、あとから見つかった手紙の中にはお母さんのおばあちゃんを大切に思う気持ちが書かれていたんです。撮影の行われていたNHK大阪局に向かう新幹線の中で、台本を読んで号泣しました。リハーサルでも泣いて、本番でも泣いて、放送でも泣いて……ひとつのシーンで何度も泣きましたね(笑)。思い入れのある作品ですが、そのシーンは絶対に泣いてしまうので、あまり見ないようにしています。

“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、シンプルで普遍的なもの作りを目指す夫婦ユニット。2000年に結成し、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がける。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店〈カモシカ〉を月に一度オープン、映像では映画『食堂かたつむり』(2010東宝)、NHK朝の連続テレビ小説『てっぱん』の料理を制作。
http://okaz-design.jp/