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FUTURE IS NOW

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未来問答 No.12夏になると食べたくなる「あのお店の、あのメニュー」を教えてください。

2017—07—25

京都・老松の夏柑糖

「夏柑糖」老松/和歌山県や山口県の萩で委託栽培された夏みかんの中味をくり抜き、搾った果汁と寒天を合わせ、再び皮に注いで固めた水菓子。/販売期間:4月1日~(夏みかんがなくなり次第終了)/賞味期間:製造日から冷蔵で4日(現在の販売状況は店舗にお問い合わせ下さい)。

京都の上七軒にお店を構える和菓子屋さん「老松」の夏限定の寒天菓子です。国産の夏みかんを使っていて、独特の苦味と酸味がたまらないんですよ。寒天独特の固さのあるぷりっとした食感も気に入っていて、毎年必ず食べています。初めて食べたのは16年くらい前ですね。当時は19歳で、大学の見学をしに京都に行っていて、雑誌で取り上げられていたこの夏甘糖を求めて、ドキドキしながら老舗の暖簾をくぐりました。宿泊先のホテルに帰って、部屋の片隅でひとりで食べておいしさを噛みしめましたね(笑)。新生活への期待と不安、初めてのひとり旅のドキドキが合わさって、すごく鮮明に覚えています。以来、これを食べないと夏が来たという感じがしないんです。

埼玉県生まれ。大学卒業後、2007年よりセレクトショップにてブランドプランナーを経験。2015年、風土に惹かれ兵庫県篠山市に暮らし始める。2016年、夫婦でセレクトショップ「archipelago(アーキペラゴ)」をオープン。買う環境やプロセスに着目し、消費のスピードを緩やかにすることを目指している。
http://archipelago.me